朝の日差しや家の照明を利用するのも楽しい
朝や午後の日差しは浅い角度から奥まで差し込むので楽しい。
木々の隙間に日が差し込むので、低木に隠れていた猫もこの通り。「おっと、誰か来たようだ」ってな顔で移動しようとした瞬間の図(前ページ冒頭写真)。
逆光の猫もまたいい。背中から日差しを浴びて、耳が透けて見えたり、毛並みがキラキラと輝くのである。
古いアパートの廊下を歩いてるだけなのに。
家の中で撮るときも灯りを気にするだけで、いろんな雰囲気の写真を撮れる。
深夜、我が家の「かふか」が廊下のオレンジ色の常夜灯(中にLEDが入っているだけなのでかなり暗い)の下でほげーっと座っていた。
「あ、これはいい案配だ」と、他の部屋の灯りを全部消し、常夜灯一灯だけにして、明るいレンズ (50mmF1.8)をつけた一眼レフで這いつくばってISO感度を上げて撮影。
深夜の暗い廊下でひとりぼっち感を強調してみたわけである。
まあ、猫はじっとしてくれないので最初からそれを狙って撮る、ってわけにはなかなかいかないのだけど、それもまた楽し。
■Amazon.co.jpで購入
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントは@ogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。
この連載の記事
-
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた -
第853回
デジカメ
網越しでも横顔でも動いていてもしっかり猫にピントが合うソニー「α9 III」はやっぱり欲しくなる1台 -
第852回
デジカメ
小さくて軽くてかわいいパナソニック「LUMIX G100D」で気軽に猫スナップ -
第851回
デジカメ
歴史ある街並みの人気スポット、傾斜地が多い広島県・鞆の浦で“高低差の猫たち”を撮る - この連載の一覧へ