7月27日、日本マイクロソフトは新開発の統合開発ツール「Visual Studio LightSwitch 2011 日本語版」をMSDN Subscription会員向けに提供開始した。
LightSwitchは、デスクトップからクラウドまで対応した業務アプリケーションを、従来の開発ツールよりさらに手軽で簡単に作成することを可能にするという開発ツール。データの入力や参照、更新、削除、検索などを行うためのフォームやグリッドを中心としたアプリケーションを、テンプレートを使ってマウス操作による開発が行なえる。独自のテンプレートやコントロール、テーマ、シェルなどの開発と、その利用もできるほか、さらに高度な開発が必要になった場合は、Visual Studio 2010 Professional以上を利用して、LightSwitchで開発したアプリケーションを拡張していくことも可能だ。
MSDN Subscriptionはソフトウェア開発者向けの年額制サービスで、開発製品群の提供に加え、開発やテスト用にOSやアプリケーションなどの利用が可能になる。今回のLightSwitchも、MSDN Subscriptionに加入していれば、追加費用なしで利用可能だ。
なお、LightSwitchの一般向けの販売は、企業向けのボリュームライセンスが8月1日から、パッケージ製品は8月5日からとなる。パッケージ版の参考価格は、通常版が3万7800円、アカデミック版が4800円となる。新発売を記念して、8月1日から2012年1月31日までの期間限定で、通常価格より約33%の割り引きで提供するキャンペーンも実施する。
また、90日間利用可能な評価版も用意する。
