矢野経済研究所は7月26日、「スマートフォン市場に関する調査」を行い、その結果を発表した。
同調査によると、2010年度の国内市場におけるスマートフォンの出荷台数は、スマートフォン人気の高まりと環境整備が進んだ結果、前年度比391.2%の850万8000台となった。また、2011年度の出荷台数は2131万台と予測。2011年度の出荷台数の過半数がスマートフォンとなると予測している。
2010年の世界のスマートフォン出荷実績は前年比156.1%の2億9593万6000台。導入で先行していた欧米市場に加え、アジア、中南米の新興国・途上国などでもスマートフォンの需要が急増した。2011年の出荷台数は前年比163.4%の4億8374万3000台の見込み。
調査期間は2011年3月~6月、調査対象は国内移動体通信サービス事業者、国内携帯電話メーカー、海外携帯電話・スマートフォンメーカーなど。調査方法は当社専門研究員による直接面談、電話、メールによるヒアリング、ならびに文献調査併用。
■「スマートフォン市場に関する調査」 (http://www.yano.co.jp/market_reports/C53202800)