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あなたの知らない最新AVの世界 第2回

心揺さぶる重低音の迫力! 3D時代のサラウンドを体験

2011年07月27日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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サラウンドの魅力は伝えきったが
実際にお2人は買いたくなったか?

サラウンドシステム買い上げなるか!?

サラウンドシステム買い上げなるか!?

 というところで、試聴は無事終了。2人ともかなり大満足の様子なのだが、実際に自分の家に導入したいという気持ちにはなってもらえただろうか。

編集O:実に面白かったし、自分の家にも欲しいという気にはなりました。でも、やっぱり広い部屋が先かなぁ。

鳥居:6畳間でも置けるとは言っても、実際にはいろいろな家具などもあるし、実現は難しいかな。コンパクトなスピーカーで壁掛けにするなど、方法はいろいろとあるんですけどね。

編集K:僕はむしろ真面目に導入したい気持ちになりましたよ。ただ、今のステレオシステムはそれなりにこだわっていますので、どうせセンターやリアを追加するならば、クオリティにもこだわりたくなってしまう。

鳥居:その気持ちはわかります。でも、クオリティを無視してとりあえずリアを追加してみるところから始めるのでも構わないと思います。そこから時間をかけてクオリティを高めていくと。

編集K:スピーカーケーブルの引き回しも、長いスピーカーケーブルを使って床の隅に引き回す方法がありますからね。壁や天井に引き回してもいいし、それを固定したりカバーしたりするアクセサリーもありますね。

鳥居:オーディオ用ではなく、LANケーブルや電源ケーブルを整理するグッズなどは、ホームセンターや100均ショップなどにもあります。安価なうえに、けっこう応用が利きますよ。

編集K:結局のところ、できるかできないか? ではなく、やるかやらないか? なんだよね。今日の試聴でそんな気になりましたよ。

一気に揃えるのではなく
段階的に買い増していくのがオススメ

 編集Kのように、もともとオーディオにこだわりがあると、サラウンドの導入でもついついクオリティのこだわり、予算的な面で断念してしまうことがある。そんな人におすすめしたいのは、段階的な導入だ。まず第一歩としてAVアンプを導入してみる。

 AVアンプでもCDなどのオーディオ入力があるし、ステレオ再生も可能だ。そして、現在のAVアンプならばネットワークオーディオといった最新のオーディオのトレンドまで取り込んでいるし、手軽にiPodなどの再生も可能と活用範囲は広い。

 しかも、ピュアオーディオ派にとっても、AVアンプが備える複数のアンプ使ってバイアンプ駆動を楽しむという方法がある。現在のAVアンプはエントリークラスでもほとんどが7chアンプを内蔵するので、フロントをバイアンプとしても、5.1ch再生が可能だ。

 オーディオ歴の長い人には、長く愛用してきたステレオのプリメインアンプと、同価格帯のAVアンプの音の実力差を気にする人が多いだろうが、バイアンプ駆動まで視野に入れるなら、その実力はAVアンプが上回る可能性もあると筆者は思う。

 そのあたりをスタートラインとして、次はサブウーファーを追加して2.1ch、そしてセンターを追加した3.1ch、最後にいよいよリアを追加して5.1chと時間をかけてステップアップしていけばいい。

 筆者の実例では、現在のシステムになるまでに10年の時間が経っている。最初にAVアンプを導入したのは同様で、まずは手のひら大のリアスピーカーの追加からスタートした。そのリア用スピーカーも、使わなくなったPC用のものを流用したというお粗末さだ。でも、リアの音があるとないのとではまったく違った。そのときの体験は今でも新鮮だ。

 あとは毎年お金を貯めつつ、スピーカーを交換するなどのステップアップをしていった。最終的な完成図をイメージするのは大事だが、いきなり総額100万円などと算出してしまうと普通に心が折れるので、負担なく捻出できる予算の範囲で始めるのがいいだろう。

 サラウンドシステムは、なかなかに導入が難しく、憧れているだけで終わってしまう人が多いようだ。その気になれるかどうかは、やはり体験することだと思う。もしも興味があり、知人にホームシアターを実現している人がいれば、聴きに行ってみよう。

 オーディオ店で聴く場合は、やはり自分の好きなソフトを持っていくこと。普段自分が何度も見ている作品がどう違って聴こえるかを知ることも重要なポイントだ。オーディオ店を利用する場合は、あまり混雑していない時間帯にするなどの配慮も重要。予約が可能な店を探して、予約してから行くというのが理想的だ。

 今回の連載を読んで興味を持った人は、ぜひとも自分のできる範囲で、ホームシアター実現に向けた第一歩を踏み出してほしいと思う。 


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