7月25日、シスコシステムズはテレプレゼンスに関する複数の新製品および新機能を発表した。
同社によれば、これらの製品は企業がこれまでにない方法で、シンプルかつ迅速に、そしてコスト効率よく全社的にテレプレゼンスを導入できるように設計されているという。また、今回の機能向上により「Cisco TelePresence」のエンドポイントと業界標準のデバイスとの間の相互運用性、「Any-to-Any」がさらに強化。操作性に優れた機能や性能でより直感的にテレプレゼンスを利用できるようなるとしている。
「マルチスクリーン相互運用性ソリューション」である「TelePresence Server 8710/7010 v.2.2」は、拡張性を強化し、スクリーンの解像度と数を増やした。最大64人が会議に参加可能な高解像度(720p30)モードと、最大48人が参加可能なフルHDモード(720p60および1080p30)をサポートする。
また、「TelePresence Multipoint Switch v. 1.8」は、シスコのCシリーズおよびEXシリーズ、すべての「TelePresence Interoperability Protocol(TIP)」ベースのエンドポイントに対応する。新たに導入された自動出席機能により、予定していた通話に対して任意の端末から応答が可能となった。さらに、拡張性を強化し、スクリーンの数を48画面から90画面に増加。従来の倍近いエンドポイントがテレプレゼンス会議に参加することが可能になった。TelePresence Multipoint Switch 1.8は、8月に提供開始予定。
ほかに、「MXE 5600(Media Experience Engine)」は、ベンダーを問わずスタンダードベースのビデオエンドポイント間におけるリアルタイムのコンテンツ共有、「WebEx OneTouch」、記録およびストリーミングの相互運用性を実現する。