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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第7回

Android標準マップより機能が多い! キャリアの地図アプリ

2011年07月25日 17時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ケータイ風とスマホ風の融合
au「ナビウォーク」

 auのナビウォークは、まず最初のトップ画面を工夫している。地図が画面上部に見切れており、まず何をするか決めてから使うといった仕組みに近い。ただし目的を決めないと地図が見られないのではなく、あくまで見切れているだけ。地図をタッチするだけですぐに表示される。

 地図上の操作はケータイ版のナビウォークと似ている。たとえば画面を切り替えるときにカーソルを引っ張って動かす。しかし画面の切り替えはスマートフォンのほうが滑らか。ただしこれはIS11SH(IS11SHはテンキーを装備するスライド型ストレート端末)のスライドを閉じて、タッチのみで使う場合の話。カーソルキーで操作する場合は、ケータイ風のゆっくりとした動きになった。

まず目的地を入力するなど目的志向な操作性だ。もちろん現在地の地図もすぐに見られる

 また、タッチのピンチ操作だが意外なことに反応がイマイチ。指の動きに遅れて画面が拡大縮小していた。ドコモ/auともにタッチの反応が良い場面と悪い場面があるようだ。よって表の評価は「△」とした。

機能の切り替えは下のタブから。また、検索結果の切り替えは上部のスライドで行なう

 また大きな機能の切り替えでは、タブを選択する形で切り替える。「検索」「トータルナビ」「乗換」となっているが、無料版では「トータルナビ」は使えない。しかしタブのおかげで「無料」と「有料」の機能がうまく分けられていて、無料版を使っていても混乱しないで済む。これもケータイ版の良いところを取り入れているように思う。乗換検索でもケータイ版と同じく、まず結果候補をリスト風に表示し、右に第1、第2……と候補が並ぶ。詳細な内容は候補を選択して見せる。

有料版だとナビ機能や時刻表などが加わる

 ちなみに無料と有料版の違いだが月210円コース以上で使えるのが「トータルナビ」「音声案内」「周辺検索」「時刻表」など。月315円コースではそれらにプラスして、「道路交通情報」「鉄道運行情報」「バス運行情報」「駐車場満空情報」が加わる。24時間95円のコースでも全機能が利用可能だ。

 また全体的にドコモの地図アプリよりは、シンプルな内容だ。機能の数が少ないというのもあるが、逆にデザインはわかりやすい。ケータイからの機種変更の場合は、ケータイ版の履歴を引き継いでいるので、あまりケータイ版と変え過ぎるのもよくないのだろう。個人的にはケータイ版にある検索結果などを記録する「ナビメモ」もあると便利なのにと感じたが、これはIS11SHの場合、画面キャプチャーがキー操作(ホームボタン+電源ボタン)で可能なので代用できる。またカテゴリ検索も細かく設定されており、このあたりも好みは分かれるだろうが、ケータイの階層メニューのように使える。

スポットのカテゴリー分類などは非常に細かい

 有料(月額210円のコースで使える)のトータルナビはまず経路を検索し、その後ナビゲーションする部分にアイコンがあり、そのアイコンをタッチして地図表示に移る。このアイコンがちょっと気付きにくい。2点間をルートで結ぶデザインのアイコンなのだが、むしろ「ナビ」などの文字が必要かもしれない。次に地図が表示され「ナビを開始」を押すと、女性の音声でナビを開始。ドコモほど機能は無いがリルートは可能だ。

トータルナビは有料版の目玉機能だ

ドコモほどではないが、リルートなど機能は十分

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