このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第3回

INFOBAR使用レポート 後編

見た目のみにあらず! モテカワスマホ「INFOBAR」の実力は?

2011年07月28日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

高速なCPUだからキビキビサクサク動く!

 CPUクロックは1.4GHz。「AQUOS PHONE IS12SH」などと並び、全スマホ中、2位の高速チップを搭載する。ホーム画面やブラウザのスクロール、マップのズームや回転までストレスなく行なえた。ちなみにベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」によるベンチマークスコアは3266。同一クロックのAQUOS PHONE 006SHを、なんと40%近くも上回った。

CPUベンチマークスコア

INFOBAR
Snapdragon MSM8655(1.4GHz)/3266
AQUOS PHONE 006SH
Snapdragon MSM8255(1.4GHz)/2325
GALAXY S II
S5PC210デュアルコア(1.2GHz)/4482

スクロールは滑らかだし、アプリの起動も速い。独特のUIとデュアルコアの実力だ

バッテリーは小さいが駆動時間は長い

 バッテリー容量は「IS03」と同じ1020mAhで、国内のスマホの中では最少クラス。液晶サイズがIS03よりも0.2型大きく、CPUクロックも1.4倍高速なので、バッテリーの持ちが気になる。

 INFOBARは、より低消費電力な第2世代のSnapdragon「MSM8655」を搭載している。KDDIによると、第1世代の「QSD8650」(1GHz)を搭載するIS03よりも、約10~40%長い駆動時間を実現したとのこと。スペックを見ると、連続待受/通話時間がそれぞれ約200時間/約230分から約220時間/約330分へと、KDDIの言葉どおりに延びているのがわかる。

 YouTubeの連続視聴でバッテリーは好成績だった。あくまでも1つの目安だが、バッテリー容量が小さいからと神経質になる必要はないだろう。駆動時間を計測したところ、約4時間51分という結果が出た。大容量バッテリーを搭載している「Xperia acro」や「GALAXY S II」には届かなかったが、INFOBARより約20%容量が大きいMEDIASシリーズやAQUOS PHONE 006SHを上回っていた。

バッテリーベンチマーク計測結果

INFOBAR
1020mAh/約4時間51分
MEDIAS WP N-06C
1230mAh/約4時間12分
Xperia acro SO-02C
1500mAh/約5時間20分

<計測条件>
YouTubeのHD動画をWi-Fiで連続再生し、バッテリー切れで電源が落ちるまでの時間を計測した。画面の明るさは最大輝度で常時点灯にし、ブルートゥース、GPS、3Gはオンにした。


結論:スマヲタもほぼ安心して買える!

 オリジナルUIは好き嫌いがわかれるところだが、ベンチマーク結果などから、個人的にはMEDIAS N-04Cから乗り換えてもいいと思うほどの魅力を感じた。ただし売り物であるはずのオリジナルUIが将来、OSアップデートの足かせにならなければの話だ。スマヲタ的には一抹の不安も残るが、完成度の高さがそれを忘れさせてくれる。

「INFOBAR A01」の主要スペック
メーカー シャープ
ディスプレー 3.7型NewモバイルASV液晶
画面解像度 540×960ドット
サイズ 約63×118×11.8mm
重量 約113g
CPU Qualcomm MSM8655(Snapdragon) 1.4GHz
OS Android 2.3
WIN HIGH SPEED
国際ローミング CDMA/GSM
カメラ画素数 約805万画素
バッテリ容量 1020mAh
FeliCa
ワンセグ
赤外線
防水 ×
メール(@ezweb.ne.jp)
Cメール
連続待受時間 約220時間
連続通話時間 約330分
カラバリ NISHIKIGOI/KURO
/HACCA/CHOCOMINT

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン