7月22日、日本IBMは事業継続や節電などの目的でIT機器の新しい設置場所を探しているユーザー向けに、外部のデータセンター施設を紹介する「コロケーションサービス」を開始した。
これは、従来から展開している「サーバー&ストレージ・システム運用管理サービス」強化の一環。既存のデータセンターから比較的距離が離れている北海道と四国、および東日本のユーザーから需要の多い関西において、将来的にはクラウドコンピューティングも見据えたデータセンター拠点を増強していくという。
また同時に、サーバー&ストレージ・システム運用管理サービスを整理統合し、従来個別対応だった運用管理のサービス内容をわかりやすいよう体系化した。たとえばユーザー自身でIT機器の運用管理を実施するレベルから、日本IBMが24時間365日でIT機器を運用管理するレベルまで、作業内容や対応時間などサービスレベルに応じて区分。これには、SaaS型のTivoli Liveを活用したシステム運用管理、IBMの海外拠点からの遠隔運用管理、データバックアップ向けクラウド環境の活用などの最新テクノロジーも含まれている。
なお、IT機器を自社保有せず、高品質なシステム開発や運用保守を含め、IT業務全般を日本IBMへ委託することを希望するユーザーには、長年に渡り実績のあるアウトソーシングサービスを提供していくという。