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HTML5でiPhoneアプリ開発!PhoneGap入門 (1/5)

2011年07月25日 14時20分更新

文●古籏一浩

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 HTMLやCSS、JavaScriptといったWebの技術でスマートフォン用のアプリを開発できるモバイルフレームワークが注目されています。本連載でもこれまで、Web技術を使ってiOS向けのアプリを開発できる「NimbleKit」を紹介してきましたが、他にも以下のような同様のモバイルフレームワークがあります。

スマートフォン向けのアプリケーション開発フレームワーク

Titanium
http://www.appcelerator.com/
PhoneGap
http://www.phonegap.com/
NimbleKit (iPhone専用)
http://www.nimblekit.com/
JSWaffle (Android専用)
http://d.aoikujira.com/jsWaffle/wiki/

 今回から数回にわたって、「PhoneGap」を使ったiPhone/iPad向けアプリの開発方法を取り上げます。PhoneGapは、iOSやAndroidなどに対応するクロスプラットフォームのモバイルフレームワークで、異なるOS間で同じソースコード(HTML/CSS/JavaScript)を利用できます。ただし、すべてのOSで同一の機能がサポートされているわけでなく、OSやバージョンによって利用できる機能は異なります(以下参照)。

Supported Features(機能対応表)
http://www.phonegap.com/about/features/

 NimbleKitの場合は、JavaScriptを使ってiOSのAPIを呼び出すイメージでしたが、PhoneGapではHTMLでWebページを作ったうえで、必要に応じてデバイスの機能を補助的に利用します。カメラ機能や録音機能などのデバイス固有の機能を使わなければ、すでにあるWebページをコピーするだけでアプリ化できます。従来のWeb技術との親和性の高さがPhoneGapの特徴です。

 このため、アドビ システムズのWeb制作支援ソフト「Dreamweaver CS5.5」でも、PhoneGapをベースにしてiOS/Androidのアプリを構築する機能が搭載されています。

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