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2011年夏のスマホ「AQUOS PHONE SH-12C」ロードテスト 第1回

さらばiPhone! おサイフ+3DのAndroidスマホ SH-12C

2011年07月21日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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やっぱり便利なおサイフケータイ!
これがない携帯電話機はもう買えない

 それではSH-12Cのソフトや機能を見ていこう。まずは最重要ポイントのおサイフケータイ機能だ。ホーム画面にある「おサイフケータイ」アプリを起動すると、対応する(あるいは対応予定の)機能が一覧表示される。ここから使いたいサービスを選び、各サービスのアプリをダウンロードしたり、ユーザー登録を行なって使用可能になる。

SH-12Cのホーム画面。すでに常用環境にセットアップ済みなので、購入直後とはアプリの配置や種類が異なる

「おサイフケータイ」アプリ。すでにEdyとヨドバシゴールドポイントカードは有効になっている。まもなくモバイルSuicaも加わる予定

 フィーチャーフォンを使っていた頃は、おサイフケータイで「Edy」と「モバイルSuica」、ヨドバシカメラの「ゴールドポイントカード」を使っていた。特にEdyとSuicaは「これがないと生活がなりたたない」というくらい利用している。例えばEdyは、コンビニでの買い物からファミレスでの食事、さらにはパソコンでプレイしているオンラインゲームの仮想通貨購入まで、使わない日はないというくらい活躍している。Suicaはもちろん鉄道とバスの乗車に使うほかに、最近では近所のスーパーや商店街の食品店まで対応しているので、買い物での使用頻度も増えている。

 「EdyやSuicaならカードでいいんじゃない?」という声はよく聞くが、やはり携帯電話機でICカード機能と決済アプリが動作するのとはちょっと違う。随時端末から残高をチャージできる利便性は、ICカードとは大違いだ。さらに、端末上に任意のサービスをアプリとして追加できたり、機能やサービスをアップデートしたり、さらにサービス同士で連携するといった処理はカードだけでは困難だろう。iPhoneの裏にICカードを貼り付けるのとはわけが違うのだ。

 とはいえご承知のように、掲載時点ではまだAndroidスマートフォン向けのモバイルSuicaはサービスを開始していない。7月23日から開始予定なので、現時点で利用しているのは、Edyとゴールドポイントカードだけである。EdyとモバイルSuicaに関しては、機種変更手続きの前に残高をサービス側に預ける処理をしておいたので、Edyのアプリを導入後、残高を受け取りサービスを引き継ぐ処理をするだけで、また使えるようになった。引き落としに使うクレジットカード情報を、再登録する必要がないのはありがたい。

EdyのAndroidアプリ。ホーム画面上にウィジェットを置くと、オートチャージの機能も使えるようになる

こちらはヨドバシカメラのゴールドポイントカード。単独のアプリではなくウェブサービスとなっている

ウェブブラウザーでASCII.jpを表示。解像度が高いので表示できる面積も広い。動作もきびきびと快適だ

Androidマーケットでは早速ATOKを購入。iOS用のATOK Padはすでに「ATOK Sync アドバンス」でのパソコンとの同期に対応しているが、Android版はまだ。対応を期待したい

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