すべてが分かる！ 「OS X Lion」 第1回

「OS X Lion」のデスクトップ環境を知る

新アプリケーションランチャー
「LaunchPad」

　LaunchPadは、いってしまえば「フルスクリーン表示タイプのアプリケーションランチャー」だが、実際に試してみると、当初予想していたよりもマルチタッチとの相性がいい。トラックパッド上で、親指と人差し指／中指／薬指の4本でモノをつまむようなジェスチャーをするだけで、「アプリケーション」フォルダー内のインストール済みソフト（/Applicationsおよび下位のフォルダーにある「*.app」）がスッと現われる様子は爽快だ。

Lionで新たに投入されたアプリケーションランチャー「LaunchPad」

　アプリケーションの起動は、実に簡単。目当てのアプリケーションをシングルクリックするだけだ。ひとつのデスクトップに収まりきれない数のアプリケーションをインストールしている場合には、指2本でトラックパッド上を右方向へフリックすると、画面を遷移できる。Dockのすぐ上に表示されるドットは、LaunchPadが使用する仮想デスクトップの数であり、明るいドットが現在の表示位置を示している。

1画面に表示しきれないアプリケーションは次画面に表示される。iOS同様、画面数は中央下部のドットで確認できる

　このLaunchPad、扱いやすいことは確かだが、「操作の一貫性」という点では改良の余地があるかもしれない。画面のフリックがトラックパッド（指2本）とMagic Mouse（指1本）で異なることはともかく、トラックパッドでは親指プラス指3本で起動するのだから、そのまま指3本でフリックできるほうがいいのではと感じたからだ。実際、Mission Controlは指3本で起動／指3本でフリックする仕様だ。このあたりに、新機能らしさを感じてしまうのだが。

トラックパッドでは指3本を上方向へフリックすると起動できるが、Magic MouseではDock上のアイコンをクリックして起動する

「LaunchPad」の操作方法
LaunchPadの起動	トラックパッド上で、親指と人差し指／中指／薬指の4本でモノをつまむようなジェスチャーをする。または、Dock上のLaunchpadアイコンをクリック
ページの切り替え	トラックパッド上で、指2本を左右へフリック
アプリケーションの起動	目当てのアプリケーションをシングルクリック

■関連サイト

• アップルジャパン