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他店と比較されても負けないトップページ戦略 (2/2)

2011年07月20日 13時55分更新

文●三浦たまみ

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理念、強み、ブランド価値をトップページに集約

 ozieを初めて訪れるユーザーは、家電製品のように型番や商品名を検索エンジンに入力して、たまたまた引っかかった商品詳細ページを訪れるわけではない。多くのユーザーは、「ワイシャツ」「Yシャツ」などのビッグキーワードを検索してトップページへやってくる。だからこそ、ozieにとってトップページの役割は重大で、自社や商品の魅力をいかに訴求できるかが問われる。

 新しいozieのトップページは、次のような3つのポイントを盛り込み、ozieの強みとブランド価値が十分伝わるものになっている。

1.自社の理念と強みを豊富な商品画像と簡潔なキャッチコピーで表現

 トップページを開くと目に飛び込むのが、50枚ものワイシャツが並んだインパクトのあるキービジュアルだ。初めて訪れたユーザーにもワイシャツ専門店であることがひと目で分かり、デザイン・色・柄とも、豊富なバリエーションが揃っていることが伝わる。ozieの強みである「商品開発力」を象徴するトップページだ。

 キービジュアルの中央部には「伝統×革新」というキャッチコピーを置いた。「伝統的なスタイルを踏まえつつ、自由な発想を加えたワイシャツを提供する」というozieの理念を一言で表現する、シンプルで力強いコピーだ。

2.自社の強みをより具体的に伝える簡潔な文章

 商品画像だけでは伝えきれない、「全商品がオリジナル」「常時500点以上のシャツが揃う」といったより具体的な強みは、ページ下部に[ozieシャツの特徴]として箇条書きでまとめた。5つの項目に整理して簡潔な文章にまとめたことで、ユーザーの目に留まりやすくなり、自社の強みをすぐに理解してもらえるようになった。

3.「手頃。だけど、高品質」というブランドイメージをビジュアルで表現

 単なる安い店ではなく、「手頃。だけど、高品質でデザインも種類も豊富」というブランドイメージを訴求するため、モデルを起用したキービジュアルも用意した。ozieのコアな客層である30~40代の男性、30代の女性モデルに商品を着てもらったことで、着用シーンをイメージしやすくし、ワイシャツ=消耗品と考えている顧客層にもワイシャツを選ぶ楽しみ、おしゃれをする楽しみを併せて提案している。

商品カテゴリの[メンズシャツ]にカーソルを合わせると、トップ画像が切り替わる

 黒をベースにした落ち着いたページデザイン、セリフ系の書体をベースにデザインされた新しいロゴマークも、高品質なブランドイメージを表現している。

トップページはあくまでもシンプルに

 理念、強み、ブランドイメージを盛り込んだ新生「ozie」のトップページ。必要な要素をすべて満たしつつも、実にすっきりとまとまっている。

「トップページは、雑誌でいえば表紙、実店舗でいえば入口です。絶対に伝えなければならないメッセージを、ビジュアルも駆使しながらも簡潔にアピールしなくてはなりません。プロの手を借りれば、それができる。今回のリニューアルを通じて痛感しました」

 一方で新しいトップページは、もうひとつ重要な役割を担っていた。リニューアルのきっかけになった「不明瞭なカテゴリ」問題の解決だ。次回は、リニューアルで取り組んだナビゲーションの改善について紹介する。(続く)

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