「リソースプーリング」によりプライベートクラウドが柔軟に構成可能
NEC、「Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2」
2011年07月20日 06時00分更新
7月19日、NECはITネットワーク統合パッケージの新製品「Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2」を発売した。
Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2は、2010年1月に発表した「Cloud Platform Suite」のエンタープライズパッケージと同年10月に発表した「リソースプーリングシステム構築サービス」の組み合わせ。短期間で柔軟な拡張性をもつプライベートクラウドシステムを、容易に構築できる製品という。
特徴の1つが、サーバーやストレージ、ネットワークなどのハードウェア、OSなどのソフトウェアをユーザーが必要な時に必要なだけ利用できるIT共通基盤の構築手法「リソースプーリング」を設計思想にしている点。あらかじめ設計・検証済みの構成で提供するため、ITリソースを柔軟に必要な時に必要なだけ利用できる。将来の増設時の設計も事前に実施済みなので、ユーザーは増設ユニット(ブレードサーバー、ストレージなど)を追加するだけで、容易にシステムを拡張可能だ。
またオプションで、ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」の組み合わせができ、ネットワーク構成をシンプル化し、かつ効率的な運用が行なえるという。
Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ V2の価格は、基本装置、管理サーバー、ストレージなどが含まれる基本構成で3000万円から。ほかに、ブレードサーバーやOS、ハイパーバイザーなどの「Cloud Platform Suite サーバ増設ユニット」が400万円から、「Cloud Platform Suite ストレージ増設ユニット」は660万円からとなる。