ライター後藤が選ぶオススメの1台
エプソンダイレクト「Endeavor Pro5000」
●URL:http://shop.epson.jp/pc/pro5000/
●直販価格:10万6680円(基本構成の場合)
※筆者のオススメ構成は、CPUをCore i7にアップグレードし、23.6型液晶ディスプレーを付けた計14万8680円のカスタマイズ
Sandy Bridgeだから、ノートPCというのは短絡的。いざというときは、やっぱりデスクトップPCが頼りになる。しかも、デスクトップPCはフトコロに優しい! BTOでカスタマイズできるモデルなどで、ちょっと工夫すれば、同程度のスペックのノートPCに比べて、半額近くまで予算を抑えることも可能だ。そこで、イチオシに挙げたいのがエプソンダイレクトの「Endeavor Pro5000」だ。
このモデルの最大の魅力はメンテナンス性。デスクトップの長所には、パーツを換装することにより、必要に応じてスペックの向上ができるという点がある。とはいえ、パーツの換装には、入り組んだケーブルを掻き分け、パーツをサシカエなければいけない場合が多く、気軽にパーツを換装できないモデルがほとんどだ。対してEndeavor Pro5000では、ツールフリー設計を採用するなど、パーツの換装が前提で、気が向いたとき比較的簡単にメンテナンスが可能だ。
圧巻なのは「HDDフロントアクセス」構造で、その名の通り、マシン前面にからHDDを換装できる点。HDDユニットを格納している部分を開閉できる仕組みで、ケースにセットして差し込むだけで、HDDの追加や換装ができるのだ。もっとも換装の可能性が高いHDD部分だけに、これが本当に便利。一度使い始めたら戻れない。
なお、同社は直販を中心に展開しているメーカーで、BTOメニューを豊富に用意している点も魅力。Endeavor Pro5000の場合、標準構成の状態からCPUをデスクトップ向けのCore i7-2600に、メモリーを4GBにアップグレードし、システム用に80GBのSSD、データ用に1TBのHDDを選択、さらに地上デジタルチューナーとマルチカードリーダーを付け足しても価格は約17万円。そのうえ23.6型液晶ディスプレーを足しても約19万円ほどで済む。液晶一体型PCを買う金額で、より高性能なパーツと大画面液晶ディスプレーのマシンにできるのが、スペックにこだわる私にとって大きなポイントでもある。
スペックにこだわらないのであれば、とりあえず10万6680円の基本構成にしておくのも手だ。必要ないならディスプレーやキーボード、マウスをなしにできるほか、なんとHDDまでもなしにできる! 私のように、ディスプレーやキーボードはもちろん、各種パーツ類を流用できる環境であれば、さらにリーズブルに済ませられるというわけだ。いまどきデスクトップPC? と言わずに、検討してほしい1台だ。
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