節電+モバイルをキッチリ実現
パナソニック Let's note S10
パナソニックのモバイルノート「Let's note S10」(CF-S10C)の節電機能は2種類ある。まずプリインストールされている「電源プラン拡張ユーティリティ」。もうひとつは「ピークシフト制御ユーティリティ」。後者はパナソニックのサポートページからダウンロードしてインストールする必要がある。
電源プラン拡張ユーティリティは、ネーミングのとおりWindows 7の電源プラン設定を拡張したツールである。デバイスや各種機能の設定変更によって、どのような効果があるのかを画面で確認しながら、電力プランが設定できる。プリセットされている設定を選択すれば、細かい設定をしなくても簡単に節電が可能だ。
一方のピークシフト制御ユーティリティは、ピークシフトを使用する日を、日付ではなく曜日で指定する仕様となっている。また、ピークシフトに移行する時間帯は2パターン設定でき、曜日と時間で設定を使い分けることが可能だ。
また、ピークシフト時のバッテリー充電についても設定が可能で、一定のバッテリー残量は残したままピークシフト時間を乗り切れる。モバイル使用を念頭においたLet's note S10だけに、ピークシフト時にバッテリーを使い切ってしまい、外出先でいざ使おうと思ったときにバッテリーが空では本末転倒だろうから、この機能は有効に使えるだろう。
Let's note S10の省電力機能はWindows 7の標準機能を拡張したものではあるが、その効果がわかりやすく文で示されると、カスタマイズする意欲が湧いてくる。逆に言えば、自分で細かいカスタマイズを施して、積極的な節電を実現したいユーザー向けともいえる。また標準搭載バッテリーの長時間駆動と相まって、節電時でもピークシフト+モバイルといった使い方が可能である点も大きな魅力だ。
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