7月13日、日本ヒューレット・パッカードは仮想化されたx86サーバー環境でミッションクリティカルなアプリケーションを運用する企業向けの統合サポートサービス「HP クリティカルアドバンテージ」を発表した。
本サービスは、仮想化環境で運用されるミッションクリティカルシステムの障害対応サポートおよび障害予防のための各種支援サービスを、日本HPがエンドツーエンドで提供するもの。
仮想化システムの普及に伴い、ミッションクリティカルなアプリケーションを仮想環境で運用するニーズも高まりつつある。一方で、複雑化する仮想化環境でのミッションクリティカルなシステムの運用・保守にあたっては、
- 障害対応できるノウハウがない
- エンドツーエンドのサポート体制を整備できない
- 運用・保守にかかるコストの増大
といった課題を抱えているのが実状だという。
こうした課題を解決するのがHP クリティカルアドバンテージで、長年にわたり蓄積してきたHP-UXにおけるエンドツーエンドのクリティカルサポートの実績とノウハウをベースに開発したという。
サービスの提供にあたっては、ユーザーごとに仮想化運用・保守のエキスパートを担当アカウントサポートチームに任命。年1回、ユーザーのソフトウェアに合わせたパッチの推奨情報を提供する。またハードウェアについても、ファームウェアのバージョン情報の提供、アップグレードが必要な場合は、そのインストレーションに関する助言も行なう。
そのほか、障害発生時の対応サポートでは、クリティカルアドバンテージ専用コール窓口を設置。24時間対応のソフトウェア技術支援、ハードウェアサポートへの対応、重大障害に対する優先対応、迅速なエスカレーション管理を実現する。
価格は、300万円から。