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「黒字の見通し立ってませんが、もういいです」

ニコ動にバブル到来?六本木“ニコファーレ”のすごい設備

2011年07月12日 19時00分更新

文● 盛田諒/ASCII.jp編集部

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 18日、東京・六本木に、ニコニコ動画のドワンゴが手がける新しいライブハウス「ニコファーレ」がオープンする。

 場所は名前のとおり六本木ヴェルファーレの跡地。ヴェルファーレは収容人数3000人超の巨大なイベントスペースだったが、ニコファーレは約380人(オールスタンディング時)、ホール面積にして199.1平方メートルと小ぶり。ライブハウスとしてはごく平均的な広さだ。

 力を入れているのが、数万個のLEDライトによる演出効果。4枚の壁面と天井がLEDディスプレイになっていて、ニコニコ動画の再生画面でおなじみのコメントや、CGによる演出が流れる仕組み。設備費用は非公表だが数億円規模。コメントが一気に流れる“弾幕”は滝を前にしたような迫力がある。画面を見ているだけで楽しめる観客も多いだろう。

 施設の基本利用料は63万円(平日)、LED動画利用料が約100万円。オペレーター費用など諸経費を含めれば1回約200万円と、このサイズのライブハウスにしては高額だ。それでも収支をあげ、採算をとる方法がある。インターネット中継のチケットを売ることだ。

 ニコニコ動画では過去に「ニコニコ大会議」というライブツアーを開き、インターネットライブでもチケットをさばいた経験がある。売上枚数にして、一般のチケットが1万4000枚、インターネットライブのチケットが5万1600枚だった(1枚1500円~2000円)。そのときの実績をもとに今回の“ニコファーレ”が計画されたのだろう。

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