上のクラスを食う迫力。痛い車は遅くない!
もう一つの痛車エントリーレース、Vitzレース1000ccカップもすごい熱さ。関東シリーズのひとつとして開催された今回のレースですが、初参加の1台と東北シリーズからの遠征が加わり、痛車が総勢3台。参加車の1/3以上が痛車という凄いことになりました。
痛車オーナーの間ではすでに有名な、30号車「LETsみくみくヴィッツ」が予選トップ。総合ではひとつ上のクラスのスイフトが出場しているために2番グリッドです。東北からの遠征の27号車「FC・RP・ED・ピアVitz」は予選5位で6番グリッド、初出場の95号車「秦翼王国民ゆかりんヴィッツ」は予選6位で7番グリッドに並びます。
決勝がスタート。絶妙なスタートを切ったLETsみくみくヴィッツがトップでヘアピンを通過。その後も、序盤のレースをリードします。
しかし、排気量で勝るスイフト。中盤で抜き返します。LETsみくみくヴィッツもそれで終わるほど遅くはない。第一コーナーからヘアピンまでの、絶妙なつなぎで再びトップへ。そして、バックストレートでまたも排気量に勝るスイフトが前へ。最後の最後まで0.5秒レベルのドッグファイトが繰り返されます。
その時、後方ではスタートで前に出た秦翼王国民ゆかりんヴィッツとFC・RP・ED・ピアVitzが激しい痛車バトル! このバトルを制したのはFC・RP・ED・ピアVitzでした。
トップはトップで、激しいバトルの末にスイフトが0.4秒の僅差でゴール。しかし、LETsみくみくヴィッツはVitzレースの中では3.2秒の大差をつけての完全勝利で優勝。上のクラスを食う実力を発揮しました。
激しい痛車の活躍に、観客のみならずコースオフィシャルも大興奮! ウィニングラップでは痛車勢に盛んに手を振って健闘を讃えている様子が印象的でした。
それにしても本当に熱いレースを見せていただきました。アマチュアレースも、もっともっと痛車で盛り上がっていくことを期待しましょう!