コストパフォーマンス重視ならこれ!そういえるバランスのよいマシン
IdeaPad S205の重量は約1.3kgなので、薄型で携帯性を重視した高付加価値ノートと同程度である。本体の厚みは最薄部で26.3mm、最大でも30.6mmに抑えられている。
設置面積は幅290×奥行き193mmとA4用紙サイズ以下なので、小さめのビジネスバッグなどにもすんなり入る。ディスプレー出力もアナログRGBとHDMIの2系統があり、このクラスとしては充実しているほう。出先でのプレゼンなどにも活用しやすい。
カタログ上でのバッテリー駆動時間は、約3.1時間となっている。今回試用したモデルで、100%充電の状態からFFベンチをLowモードでループさせ、電源オフまでの時間を計測したところ、1時間34分稼働した。
全力でCPUやGPUを回すベンチマークテストでこの結果なので、一般的な利用では2時間以上は楽に持つだろう。カタログ値の3時間近くまで、使えると想定してもよいだろう。もちろん、オプションの6セルバッテリーパックに交換するか、もう1つ3セルバッテリーパックを持って行けば、いざというときに慌てることもなくなる。
IdeaPad S205に用意される各種インターフェースは、まず左右にUSB2.0端子が合計で3つある。このクラスではUSB 2.0端子が1~2つということが多いが、3つあれば用途が広がる。また、映像出力では、HDMIおよびアナログRGB出力が装備されている。
内蔵の無線LAN(802.11b/g/n)以外に有線LAN端子も装備されるが、残念ながらこれは10BASE-T/100BASE-TXまでとなっている。他には6in1カードリーダーが装備され、USB端子を使う必要がない。
見た目だけ見ればネットブックに近いスタイルだが、装備するインターフェース類はもちろん、中身の性能もワンクラス上といえるのがIdeaPad S205だ。
価格はオープンとなっているが、家電量販店の直販サイトなどをみると、4万円台で販売されている。11.6型のワイドHD液晶ディスプレーも使いやすく、実用性にあふれるモデルであることは間違いない。
可搬性を重視しつつ、コストパフォーマンスに優れるマシンを選びたい場合は、有力な選択肢になるのではないだろうか。
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