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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第75回

小さなカバンにも入れやすいフラットなボディー

操作感やキーボードにもこだわったIdeaPad S205

2011年08月10日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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コストパフォーマンス重視ならこれ!そういえるバランスのよいマシン

 IdeaPad S205の重量は約1.3kgなので、薄型で携帯性を重視した高付加価値ノートと同程度である。本体の厚みは最薄部で26.3mm、最大でも30.6mmに抑えられている。

本体は薄型。全体的にフラットなのでカバンなどにも入れやすいだろう

 設置面積は幅290×奥行き193mmとA4用紙サイズ以下なので、小さめのビジネスバッグなどにもすんなり入る。ディスプレー出力もアナログRGBとHDMIの2系統があり、このクラスとしては充実しているほう。出先でのプレゼンなどにも活用しやすい。

USB端子は3系統と十分な数を確保。十分な間隔が確保されているので取り付け部分が大きいUSBメモリーなどでも差しやすい

 カタログ上でのバッテリー駆動時間は、約3.1時間となっている。今回試用したモデルで、100%充電の状態からFFベンチをLowモードでループさせ、電源オフまでの時間を計測したところ、1時間34分稼働した。

 全力でCPUやGPUを回すベンチマークテストでこの結果なので、一般的な利用では2時間以上は楽に持つだろう。カタログ値の3時間近くまで、使えると想定してもよいだろう。もちろん、オプションの6セルバッテリーパックに交換するか、もう1つ3セルバッテリーパックを持って行けば、いざというときに慌てることもなくなる。

 IdeaPad S205に用意される各種インターフェースは、まず左右にUSB2.0端子が合計で3つある。このクラスではUSB 2.0端子が1~2つということが多いが、3つあれば用途が広がる。また、映像出力では、HDMIおよびアナログRGB出力が装備されている。

 内蔵の無線LAN(802.11b/g/n)以外に有線LAN端子も装備されるが、残念ながらこれは10BASE-T/100BASE-TXまでとなっている。他には6in1カードリーダーが装備され、USB端子を使う必要がない。

 見た目だけ見ればネットブックに近いスタイルだが、装備するインターフェース類はもちろん、中身の性能もワンクラス上といえるのがIdeaPad S205だ。

 価格はオープンとなっているが、家電量販店の直販サイトなどをみると、4万円台で販売されている。11.6型のワイドHD液晶ディスプレーも使いやすく、実用性にあふれるモデルであることは間違いない。

 可搬性を重視しつつ、コストパフォーマンスに優れるマシンを選びたい場合は、有力な選択肢になるのではないだろうか。

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