FAXも標準搭載の「Multina XF2300」、「Multina XF2000」も登場
NEC、待機電力0.9Wの複合機「Multina XP2300」など3機種
2011年07月08日 06時00分更新
7月7日、NECとNECアクセステクニカは待機時の消費電力を削減したモノクロA3複合機3機種を発表した。
発表されたのは、レーザープリンタとコピー、カラースキャナに対応し、オプションでFAX機能が提供される「Multina XP2300」、FAXも含めて標準搭載する「Multina XF2300」、「Multina XF2000」。
この3製品は、複合機を使用していない時に、ほとんどの電源供給を抑える「ディープスリープモード」を採用する。これによりXP2300では、従来機種「Multinaα2540」の約1/5となる0.9Wを実現。XF2300とXF2000も、1.2Wとなっている。
また、NECの複合機としては初めて、操作パネルに「エコボタン」を搭載し、手動でも低消費電力状態(スリープモード/ディープスリープモード)に移行可能となっている。また、XF2300/XF2000では、エコボタンで低消費電力状態に移行した場合、FAX受信時にも印刷をせず、本体メモリにデータを蓄積したりPCへ自動転送する「おでかけ受信・転送」の機能を搭載する。これによりFAX受信動作の消費電力も可能となった。
ほかに、3周波数帯/6プロトコルに対応するRFIDマルチリーダーライタをオプションで用意する。これを使う事で、認証用のICカードをかざすことで印刷が可能になる「認証印刷」が可能となり、印刷文書の放置や他人による持ち去りを防止できる。また、個人認証による不正使用の防止や利用状況の監視、履歴管理も可能になり、無駄な印刷を抑制しコスト削減に貢献できるとしている。
出荷開始は9月中旬の予定。価格は、XP2300がオープン価格、XF2300が75万円、XF2000が65万円となる。
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