6月30日、ビットアイルはクラウドサービス「サーバーオンデマンドNEXT(SOD-NEXT)」の規模増強を発表した。東京サイトを4倍にするほか、大阪サイトを追加する。
2010年12月に始まったSOD-NEXTは、順調に利用企業数が増加。特に、vCenterによるクラウド管理機能を利用企業に提供する「プライベートクラウドパッケージ」を2011年2月に投入した後は、当初の計画の3倍を超えるペースで、利用企業を獲得しているという。
こうした急激な需要増に対応するために行なうのが、今回発表の増強。まず、品川データセンターと文京データセンターからなる東京サイトの規模を4倍に拡大する。加えて、2011年6月に開設した大阪データセンター内にSOD-NEXT大阪サイトを追加した。ビットアイルのすべてのデータセンター拠点においてSOD-NEXTが提供され、SOD-NEXTの稼働サイトを選択できるようになったという。また、BCP(事業継続計画)に基づく、サーバー拠点の分散、DR(ディザスタリカバリ)やバックアップサイト構築ニーズへの対応も可能となった。
加えて、今回のSOD-NEXT拡張においては、より効率的な電力利用を目的としてサーバー構成を見直した。これにより、従来比で最大約10%の省電力化を実現したという。