このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第71回

スマホやiPadで地デジや録画番組をハイビジョンで見る技

2011年06月28日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

トラブルシューティング

 筆者の環境ではすんなり接続できたが、VULKANO FLOWを購入した知人からはさまざまな相談が届いた。それぞれのトラブルシューティングを紹介しよう。

  • Q1:うちのAV機器はコンポーネント出力を備えていない
    D端子・コンポーネント変換ケーブルを買う。大きめの量販店で2~3000円前後で販売されている。長さは1mもあれば十分。
  • Q2:そもそも映像出力端子がない
    テレビしか持っていない場合は、別途地デジチューナーやレコーダーが必要。BDプレーヤーなど地デジアンテナを備えていない機種でテレビを見たい場合も地デジチューナーが別途必要になる。
  • Q3:リモコンのボタンが正常に動作しない
    登録に失敗しているので、やりなおす。認識後は「test」で動作テストをすること。
  • Q4:設定がうまくいかない
    「Port Fowarding~」という画面が表示されて設定できない場合、利用しているルーターがUPnPに対応していないと考えられる。この場合は、ルーターのポートを開く必要がある。以下の手順で作業しよう。
     まずは、設定画面から「Advanced」を開き、「info」→「LAN」タブでIPアドレスとMacアドレスをメモする。

“192.168~”というIPアドレスと、“MAC”の文字列をメモ

 続いて、ルーターの設定画面を開き、MACアドレスにIPアドレスを固定する。その後、「49177」ポートと「56123」ポートを固定したIPアドレスに開放するように設定すればいい。IPアドレスの固定とポートの開放方法はルーターの説明書に書いてある。

  • Q5:家に帰ったらレコーダーだけじゃなくテレビまで電源が入っている
    AV機器のリンク機能が有効になっていると、レコーダーの電源をオンにしただけでテレビまで映ってしまう。VULKANO FLOWを利用する際は、テレビの電源が連動しないようにしておこう。

スマホやiPadでテレビを見たいならイチオシのアイテム

 フィーチャーフォンでワンセグが受信できないところでも、高解像度のテレビ番組を見られるのは快適だ。リモコンの信号をしっかり登録すれば、遠隔地のAV機器を手元にあるように操作できる。赤外線信号を使うので、レコーダーの操作も可能。録画予約をしたり、録画済みの番組を外出先でチェックしたりできる。

 外出先での暇つぶしだけでなく、テレビのない風呂場や寝室で視聴したり、海外旅行や帰省時に日本・地元のテレビを見るといった使い方もありだろう。

 スマホやiPadでテレビを見たいなら、VULKANO FLOWはイチオシ。将来は、国産のレコーダーやSTBもストリーミング再生機能を搭載してほしいところだ。

VULKANO FLOWがあれば、いつでもどこでもテレビを楽しめる

■Amazon.co.jpで購入

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。


前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン