どのパーツから強化するか?
CPUをオーバークロックしてみる
テスト結果から見るに、ある程度のCPUを使用していれば、PCMark 7のCPU負荷はさほど高くない。占有率が最も高くなる、つまりコア数がものを言うのは最初のビデオトランスコード処理関係だけで、後は実質2コア分程度の負荷にとどまっている。ならばCPUの強化でスコアを上げることを考えた場合は、単純に動作周波数の向上で処理性能を稼ぐしかなさそうだ。
そこでCore i7-2600K(3.4GHz)を倍率47倍、コア電圧1.36V(CPU-Zによる実測値)の4.7GHzにオーバークロックした環境を用意してみた。
それでは何がスコア向上に貢献したのかチェックしてみたい。以下に各ワークロードの結果の比較を示す。
一見してわかるとおり、最初のワークロードに含まれるVideo transcordingテストやDirectX 9の描画、Image ManipulationとWeb browsingといったテストが伸びている。逆にSystem storageカテゴリの2本や、gamingとWindows Defenderは、伸びるどころか若干下がっている。つまりここを改善しなければ、抜本的なスコアの改善は望めないことになる。
次回の最終回では、ストレージやGPU等の要素もすべてチューンナップして、どこまでPCMark 7のスコアを上げられるかに挑戦してみたい。
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