新モデル「PRIMERGY TX140 S1」はラック型とタワー型を用意
富士通、Xeon E3ファミリ対応のPRIMERGYサーバー3製品
2011年06月22日 06時00分更新
6月21日、富士通はIAサーバー「PRIMERGY」シリーズにおいてXeon E3ファミリなど最新CPUを搭載する1ソケットサーバー「TX140 S1」「TX120 S3」「RX100 S7」を発表した。
3製品が対応するCPUは、クアッドコアのXeon E3ファミリに加え、デュアルコアのCore i3-2100、Pentium G620。システムボード上に標準搭載するリモート管理用コントローラーが強化されており、ネットワーク経由でサーバーの状態監視や設定、電源制御などを行なう際の処理性能と操作性を向上させている。また、オプションとしてサーバー前面部からのLAN接続を可能にすることで、運用性を向上させたという。
TX140 S1は新たに加わった製品で、上位機種並みの優れたパフォーマンスを確保しながら、必要十分な機能に絞ったことで低価格を実現する。5Uサイズのラック型とタワー型を用意しており、効率のよい冷却設計やファン回転制御により、実測値で33dBという静音性を実現している。
最大メモリは32GB(8GB×4)で、HDDは3.5インチモデルで4台、2.5インチモデルなら8台搭載可能だ。価格は、Pentium搭載のHDDレスで12万6900円より。
TX120 S3は省スペース性で高い評価を受けており、店舗システムなどに多く採用されているという「TX120 S2」の後継となるコンパクトサーバー。従来機種と同じく、業界最小クラスという省スペース性を維持しつつ、新たに3.5インチHDDに対応。さらに、2.5インチHDD×4搭載時には、バックアップ装置の内蔵が可能となった。最大メモリは32GBとなり、パフォーマンスの向上も実現するという。価格は10万7900円から。
RX100 S7は、電源の冗長化オプションが用意された1Uラックマウントサーバー。350W電源モデルに加え、450W電源モデルも提供する。この450W電源モデルでは、80 PLUSプログラム最上位の「プラチナ認定」に準拠する高効率電源ユニットを採用する。交流から直流に変換する際の変換効率を高めることにより、ピーク時だけでなく、低負荷時の効率も向上するとしている。
3.5インチHDDは2台、2.5インチHDDなら4台を内蔵可能で、SASコントローラカードかSASアレイコントローラカードの取り付け専用に、PCI Express 2.0 x1レーンを搭載する。
価格は12万9900円から。