低電圧版のCPUで、消費電力が低い
それでは、OptiPlex 990のベンチマークを実施したい。まずは「CrystalMark 2004R3」を使って、総合性能を計測した。総合評価は「190293」とハイエンドパーツの性能が現れて高い数値を記録した。
項目別に見ていくと、以前レビューした通常電圧版のCore i7-2600(3.40GHz)を搭載したPCより動作周波数が0.6GHz低い分、CPU性能を表すALUとFPUに加え、CPU内蔵グラフィックス性能を表すGDIの値が若干低かった(関連記事)。
CPU温度を計測ソフトの「CoreTemp」で確認したところ、アイドル時は41度前後で推移した。また、「CrystalMark 2004R3」の実行中は最大66度、ベンチマーク終了から1分ほど経過した時点では50度まで下がった。室内の温度が30度なのでなかなか優秀だ。静音性も良好で、ベンチマーク中にファンが高速に回転することもなく静かである。
消費電力に関しては、アイルド時は19W前後、ベンチマーク中では58W前後で安定していた。今回の評価機は低電圧版であるCore i7-2600S(2.8GHz)を搭載しているため、通常電圧版のCore i7-2600(3.40GHz)を搭載したPC(関連記事)よりもアイドル時で10W、ベンチマーク中で24Wほど低い。
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