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最新パーツ性能チェック 第112回

AMD史上最高クロックのPhenom II X4 980 BEは買いか?

2011年06月15日 22時00分更新

文● 池座 優里

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Sandra 2011

 それでは、まず純粋なCPUの演算能力を確認するために、SiSoftwareの「Sandra 2011」から「プロセッサの性能」と「マルチメディア処理」を実行しよう。
 本テストはCPUコア数と動作クロックが直接スコアに反映されるベンチマークのため、コア数の多い6コアの1055Tには及ばないものの、965 BEとの比較ではすべての項目で約9%とクロックアップ通りにスコアが向上している。

Sandra 2011 プロセッサの演算パフォーマンス better→

Sandra 2011 マルチメディア処理(単位:Mピクセル/s) better→

CINEBENCH R11.5

 次に3DCGレンダリングのパフォーマンスを計測する「CINEBENCH R11.5」を使って実アプリケーションでのCPU性能を見てみよう。
 コア単体のスコアを確認すると、965 BEから約8%、1055Tからは約28%とこちらもほぼクロック通りの結果となった。
 一方、CPU全体のスコアはマルチスレッドに最適化されているため、やはり6コアの1055Tには及ばない。しかし965 BEからは約10%スコアが向上しており、クロックアップの効果がしっかりと出ている。

CINEBENCH R11.5(単位:points) better→

TMPGEnc Video Mastering Works 5

 次に、エンコード性能を比較するため「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を利用して、解像度1920×1080ドット/5分のAVCHDファイルを「DVD向けMPEGファイル」と「Blu-ray向けMPEGファイル」のテンプレートにてエンコードを行ない、処理時間を測定した。
 これまでと違い、いずれのテンプレートを使用した場合でも980 BEが最も速く、次いで965 BE、最も遅かったのが1055Tと、動作クロックに従った結果となった。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 エンコード時間(単位:秒) ←fast

 タスクマネージャーを確認するとエンコード時のCPUの使用率が4コアで70%前後、6コアでは60%前後と下がっており、すべてのコアを完全に使い切っていないためにこのような結果になったと思われる。このことから、アプリケーションのマルチコアの最適化具合によっては、コア数よりもコアクロックが重要になることがわかる。

エンコード時の「980 BE」のタスクマネージャー。CPU使用率は70%前後で安定していた

エンコード時の1050Tのタスクマネージャー。CPU使用率が60%前後と4コアの時に比べて低くなっている

(次ページへ続く)

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