夏ボで情報武装 第2回

高性能PC＋20型液晶TV＋3波ダブル長時間録画＋YAMAHAサウンド

1台4役すべてこなせる地デジPC、NEC「VALUESTAR N」

必要十分なパワーで
コストパフォーマンスに優れる

　最後に、VALUESTAR Nのベンチマーク結果をご覧いただこう。まずは、Windows 7の快適さを示す「Windows エクスペリエンスインデックススコア」から。総合スコアは「5.7」と平均的な数値だが、第2世代Core i5採用だけあってCPUのスコアは高い数値となっている。ゲーム用グラフィックスも「6.2」と数値は高い。通常の作業でもゲームでも、特にストレスなく利用できるだろう。

基本スコアは「5.7」と平均的だが、個別に見ると数値は悪くない。しばらく快適に使えそうだ

　続いては、PC全体の性能を測る「PCMark Vantage」の結果。総合スコアは「5728」と、Core i5搭載デスクトップPCとして見れば平均的な数値だ。

定番ベンチマークソフト「PCMark Vantage」のスコア

　3D性能を測る「3DMark Vantage」では、パフォーマンスモードで「1844」という結果。GPUが「1464」であるが、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000なので妥当な数値だろう。最新の3Dゲームを遊ぶのは厳しいものの、TVやBDコンテンツの視聴、ネットサーフィンなど、一般的な利用で困ることはない。

「3DMark Vantage」のスコア

1台4役のお買い得感、
省スペース性に優れたオススメの1台

　VALUESTAR Nが搭載するAV関連機能を基に、TVやレコーダーを個別に購入した場合の値段を調べてみると、20型ワイドの液晶TV（地デジのみ）で実勢価格4万円前後、2TB HDD搭載のBlu-ray Discレコーダーで7万円前後となっている（2011年6月15日現在）。

　DLNAやDTCP-IPによるホームネットワーク活用に加えて、録画番組／BDコンテンツをSD（miniSD／microSD）カードに書き出してモバイル端末で視聴するなど、デジタル化ならではの視聴スタイルも満喫したい場合には、10万円前後のさらに高価なレコーダーが必要だ（2011年6月15日現在）。

　一方、VALUESTAR Nの実勢価格は14万円前後（2011年6月15日現在）。前述の機能に加えて、Office Home and Business 2010などプレインストールソフトもどっさり。これを考えると、第2世代Core i5を搭載したVALUESTAR Nは非常にリーズナブルだ。

　また、多機能でありながらシンプルで、省スペースを実現している点も大きなメリットとして挙げておきたい。一般的なAV機器と違い、無線LANによるケーブルレス環境を構築しやすい点もポイントだろう。

　地デジ化への対応はもちろん、パソコンの購入を検討しているなら、ぜひVALUESTAR Nを有力な候補としてほしい。

「VALUESTAR N VN770/ES6」の主な仕様
型番	PC-VN770ES
価格	オープンプライス
CPU	Intel Core i5-2410M（2.30GHz）
チップセット	Intel HM65 Express
メモリー（最大）	4GB（8GB）
ディスプレー （最大解像度）	20型ワイド スーパーシャインビュー LED液晶（1600×900ドット）
グラフィックス機能	Intel HD Graphics 3000（CPU内蔵）
ストレージ	2TB HDD
光学式ドライブ	Blu-ray Discドライブ
TV機能	地上／BS／110度CSデジタル放送対応TVチューナー×2
ネットワーク機能	1000BASE-T対応Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インターフェース	USB 3.0端子、USB 2.0端子×5、IEEE1394端子
カードスロット	SD／SDHC／SDXC／メモリースティック・PRO・PRO-HG対応デュアルメモリースロット
本体サイズ／重量	最小傾斜時：幅500×奥行182×高さ403mm、 最大傾斜時：幅500×奥行318×高さ365mm／3.1kg
オフィスソフト	Microsoft Office Home and Business 2010
OS	Windows 7 Home Premium SP1（64bit）

■関連サイト

• VALUESTAR N
• 121ware.com
• NEC