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夏ボで情報武装 第2回

高性能PC+20型液晶TV+3波ダブル長時間録画+YAMAHAサウンド

1台4役すべてこなせる地デジPC、NEC「VALUESTAR N」

2011年06月23日 12時00分更新

文● 高橋量

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第2世代Core i5+Blu-ray Discドライブで
将来性はバッチリ

 次にスペック面を見てみよう。VALUESTAR Nは、CPUに第2世代のデュアルコアCore i5-2410M(2.3GHz)を採用。グラフィック機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を利用し、メモリーは4GBと標準的な構成だ。

 HDDは、デジタル3波対応のダブルチューナーを搭載するだけあって、大容量の約2TBを内蔵。ハイビジョン画質で最大約10倍の長時間録画が行なえる()。光学式ドライブとして書き込み対応のBlu-ray Discドライブを採用しており、録画番組はもちろん、撮影したビデオも高画質で記録可能だ。

大容量の約2TB HDDを内蔵するほか、書き込み対応のBlu-ray Discドライブを採用しており、録画番組を高画質で残しやすい

録画時間の目安(内蔵HDD)
録画モード 最大録画時間
ダイレクト BS/110度CS
ハイビジョン
約179時間
BS/110度CS 標準 約393時間
地デジ ハイビジョン 約254時間
地デジ 標準 約540時間
ファイン 約540時間
ファインロング 約540時間
ロング 約2164時間
スーパーロング 約3606時間

 インターフェース類は、外付け機器用にUSB 2.0端子×5、IEEE1394端子を採用しており、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの接続も問題なし。USB接続の外付けHDDをTV録画用に利用できるなど、内蔵HDDの容量が足りなくなった場合でも増設しやすい。高速な転送速度を誇るUSB 3.0端子も採用しており、将来の拡張にも対応できる。

本体右側面は、上から順にBlu-ray Discドライブ、明るさ調整つまみ、USB 2.0端子を用意

本体左側面には、上からデュアルメモリースロット、IEEE1394端子(4ピン)、オーディオ端子、USB 3.0端子を配置

 カードスロットとしては、SD/SDHC/SDXC/メモリースティック・PRO・PRO-HG対応のデュアルメモリースロットを採用している。microSDカードにワンセグ画質(320×180ドット)、SD画質(640×360ドット)で録画番組を転送したり、最新デジタルコピー規格「e-move」(イー・ムーブ)対応のBDコンテンツをminiSD/microSDカードに転送することで、携帯電話などe-move対応モバイル端末で視聴できるようになる。

 e-moveは、対応BDコンテンツに収録されている携帯機器向け映像データをオンラインで認証したうえで、SD(miniSD/microSD)カードに転送するという仕組みだ。仕様検討と普及促進を担うe-move協議会には、ウォルト・ディズニー・ジャパン、エイベックス・エンタテインメント、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン、松竹、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、東映、20世紀フォックス ホーム エンターテインメント ジャパン、バンダイビジュアルなどの映像コンテンツメーカーが参加しており、対応作品の充実が期待される。

 またNECの2011年夏モデルのうち、Blu-ray Discドライブ搭載の全モデルが、パソコンとして国内で初めてe-moveに対応しているのだ(e-move機能の利用には「CyberLink PowerDVD BD」が必要)。

 ネットワーク機能は、IEEE802.11b/g/nに対応した無線LAN、1000BASE-T対応の有線LANを採用。無線LAN対応ルーター(アクセスポイント)がなくても無線LAN機能搭載機器と最大8台接続できる「Wi-Fi Direct」をサポートしており、ちょっと接続してデータをやり取りしたいという場合にも便利だ。

本体背面左ブロックには、ワイヤレスキーボード/マウスの接続ボタン、USB 2.0端子×4と並ぶ

本体背面の右ブロックにはアンテナ端子、有線LAN端子、ACコネクターを配置。ケーブル類をまとめるケーブルホルダーが設置されており、細かな気遣いがうれしい

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