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週刊 PC&周辺機器レビュー 第105回

直販モデルはCore i7、dynabook Qosmio T751の実力は

2011年06月10日 12時00分更新

文● 池田圭一

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 インターフェース関連は、本体の各側面に配されている。前面にはブリッジメディアスロットや付属リモコンの受光部がある。

本体左側面。左からアナログRGB出力、USB 2.0、USB 3.0、HDMI出力

本体右側面。左からマイク、ヘッドホン、USB 2.0、BDドライブ、USB 2.0

本体背面。左からテレビアンテナ、有線LAN、電源コネクター。中央はバッテリー着脱用のノッチ

クアッドコアのCore i7搭載
映像表示機能に注目

 主要スペックを見てみよう。T751/WTTCはCPUにクアッドコアのCore i7-2630QM(2GHz)を搭載する。店頭モデルのT751/T8CRは、デュアルコアのCore i5-2410M(2.3GHz)を搭載しているため、より高速なCPUを採用したのが特徴といえる。グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使用する。

 メモリーは標準で4GB。OSにはWindows 7 Home Premium SP1 64bit版を搭載する。メモリーは最大8GBまで拡張可能だが、標準で2GB×2枚のメモリーモジュールを搭載しているため、空きスロットがない。せっかくの直販モデルなのだから、BTOでのメモリー増強も用意してほしいところだ。

 ストレージには内蔵の640GB HDDと記録型BDドライブを搭載する。なおHDDとメモリーは、底面のカバーを開けると簡単にアクセスできる。

メモリーとHDDのスロットは、それぞれネジ1本のカバーを開けるだけでアクセスできる

 製品版ではないのでベンチマークは割愛するが、試用機構成でのWindowsエクスペリンスインデックスは「5.6」(グラフィック)であった。CPU値が「7.4」と抜きん出ており、メモリーやHDDは「6」前後。グラフィックスが振るわないのはインテルCPUではいつものことだ。CPU内蔵グラフィックのコストや省電力面の利点を考えれば、仕方のないことだろう。

 なお、試用機の構成の関係で、テレビ機能に関してほとんど紹介できないことをお許しいただきたい。地デジの視聴と録画は何の問題もなく実行できている。

地デジ用miniB-CASカードを、バッテリーを取り外した内側にセットする

 映像表示に関して特記しておきたいのは、Windows Media Player用の「Resolution+」が搭載されていることだ。これは超解像処理の一種で、映像処理エンジン「SpursEngine」搭載機でなければできなかった処理を、CPUで処理できるようにしたプラグインで実現されている。

 さすがにSpursEngineによるハードウェア処理ほどの機能はなく、Windows Media Playerでの再生表示に限られるのだが、既存のビデオ映像に生き生きとした高精細感を与えられるものだった。FlashやHTML5への対応も期待したい。

720pのHD動画(mp4)を、通常の表示(左)と「Resolution+」プラグインを有効にした状態(右)で比較。解像度が向上し、映像にツヤっぽさが加わっている

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