まずは「Citrix Project Olympus早期アクセスプログラム」提供へ
シトリックス、OpenStackベースのクラウド構築「Project Olympus」
2011年06月03日 06時00分更新
6月2日、シトリックス・システムズ・ジャパンは、プライベートクラウドやパブリッククラウドの構築を行なう「Project Olympus」を発表した。
これは、同社のサーバー仮想化ソフトウェア「XenServer」と、仮想マシン管理や分散ストーレジ構築の機能を持つオープンソースのクラウド構築ソフトウェア「OpenStack」の組み合わせた、クラウド構築向け製品。XenServerだけでなく、Hyper-VやVMware vSphereもサポートする。
Project Olympusは、広範なインフラ、管理・開発ソリューションに対応しており、ユーザーはクラウドの拡張と構築を容易に行なえるという。また、「ユーザーの選択肢を拡大することを重要視しているシトリックスの取り組みを強化する一環」として、Hyper-VとVMware vSphereもサポートする予定。
Project Olympusは、米国のデルやインテル、ラックスペース(Rackspace)といったOpenStackクラウドソリューションパートナーに加えて、クラウド管理(ライトスケール)、セキュリティ(トレンドマイクロ)、およびPaaSなどの広範なソリューションベンダーで構成される多彩なエコシステムを持っており、さらなる拡大を推進するという。
Project Olympusの提供開始は、今年中の予定。先に評価をしたいというユーザーに対しては、OpenStackプロジェクトの創設メンバーであるデルやラックスペースから主要サポートが受けられる「Citrix Project Olympus早期アクセスプログラム」を提供する。
