Yahoo! JAPANは6月1日、「東日本大震災写真保存プロジェクト」の公開を開始した。
同プロジェクトは、東日本大震災で失われる前の街並みや風景、震災直後の様子、被災地に残された思い出、復興過程など、震災の記録を写真で残すプロジェクトで、4月8日に発足し、4月20日から投稿受付を開始していた。6月1日時点で、被災エリアの写真を中心に約1万1000枚の投稿があり、同社は投稿写真を永年にわたり保管・公開する。
また、同プロジェクトでは、ニューヨークで開催される「MD&M EAST 2011」に出展する福島大学へ、投稿写真の一部を無償で提供。これらの写真は、同展示会で研究成果を公表する福島大学が、復興に向けた取り組みや各国支援への感謝を表明する併設展示コーナーで利用される。
さらに、一般社団法人日本写真著作権協会と連携して、国内のプロカメラマンの協力を得て、出来る限り多くの写真を保存し、今後の防災研究に役立てたいとしている。同社は、引き続き写真の投稿を募集するとともに、非営利の復興支援目的もしくは学術目的の場合に限り、提供された写真の無償提供を行う。
■「東日本大震災写真保存プロジェクト」(http://archive.shinsai.yahoo.co.jp/)