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10周年を迎えたアップルストアは何が変わったのか?

iPad 2デジタルサイネージ「Smart Sign」 アップルストアで試す

2011年06月01日 22時00分更新

文● 大河原克行

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iPad 2ベースの「Smart Sign」に触れる

 Smart Signは、iPad 2をベースにしているものの、完全に製品紹介に特化したディスプレーとなっており、ホームボタンなどの機能は使えない。

 製品ごとにメニューは異なるが、たとえば「MacBook Air」の場合は、製品を紹介する「特徴」、各モデルを比較する「比較」、Macの基本的な機能を説明する「Macを知る」、One to Oneサービスなどを紹介する「サポート」、そしてスタッフを呼び出せる「スペシャリスト」といったメニューが用意されている。iPhone 4では「通信キャリア」というメニューが用意され、料金プランが確認できるようになっている。

MacBook AirのコーナーにあるSmart Sign

Smart Signの様子。製品を紹介する「特徴」、モデルを比較する「比較」、Macの特徴説明を行なう「Macを知る」、One to Oneサービスなどを紹介する「サポート」、そしてスタッフを呼び出すことができる「スペシャリスト」のメニューがある

「特徴」では、さまざまな機能をそれぞれ1ページでシンプルに紹介

MacBook AirコーナーのSmart Signで「比較する」を選択すると、すべてのモデルのスペックが表示される

「Macを知る」では特徴的な機能などをアピール

こちらはiPhone 4コーナー。料金プランなどが表示される

「サポート」ではアップルストアでの各種サービスを紹介。残念ながらここからは予約できない。Genius Barの予約は店内の別のMacから行なう

 これまで通り、実際に製品を触って試せる環境には変更はないが、そこで知りたい情報があればまずはSmart Signを見ることになる。視覚的な表現と、iPad 2をベースにした直感的な操作環境で、初めて店頭に訪れた人でも簡単な操作で、知りたい情報を即座に得られるという仕組みだ。

 表示内容は基本的には1ページで収められるように構成しており、シンプルな表示も分かりやすい。

 特徴的なのは「スペシャリスト」という項目だ。

 スペシャリストのメニューを押すと、押したSmart Signのある場所までスタッフがやってきてくれる。来店客はその場で待てばいいというわけだ。

「スペシャリスト」では、スタッフを呼ぶことができる

 土日などの来店客が多い時間帯にはなかなかスタッフに声をかけにくいというのが実態。しかし、スペシャリストのボタンを押せば、手の空いたスタッフがやってきて、説明をしたり、相談に乗ってくれるので効率的だ。

 「何人待っている」といった表示も行なわれるため、どれぐらい待てばいいのか直感的に分かる。

混雑している時には何人待っているかといった表示や、「ここでお待ち下さい」といった表示が出る

(次ページに続く)

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