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リンクスと契約して魔法使いになってよ!(30歳未満の男子も可)

ハリポタ杖型リモコンで今日から君も魔法使いだッ!!

2011年06月02日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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魔法使いのお通りです

 そんなわけでいざ実践。実際に使えるのかを確認していこう。魔法使いなアイテムということで、今回はAmazonさんから魔法使いな帽子とマントを取り寄せ、どういうわけか所持しているメイドっぽいシャツを装備して撮影してみた。気分としては、放映開始20秒あたりで謎の敵に殺害されるモブキャラっぽかった。

6畳間での操作だと、自堕落魔法使い以外の何物でもなかった

どこまでも自堕落なのだが、何かを見ながらでも、「リモコン」に視線を送ることなく操作可能というのはけっこうステキ

 ジェスチャーのオススメは、上下左右への振りと大きく振るものがやりやすい。まずはそのパターンで扱いに慣れていこう。コツとしては、ジェスチャーの最後に先端部を赤外線受光部に向けておくこと。それだけで成功率はグンと高くなる。

 まずはTV。スマートフォンよりも重く、使わないボタンがいっぱいの付属リモコンではなく、カイミラで電源オンオフを実行してみた。もちろんチャンネル変更や音量調整もすべて割り振ることで、小手先でちょいちょいと動かすだけでOKという極楽TV視聴環境の構築も可能だ。

19インチの液晶TVをオンオフしてみた。最初は大きく振り下ろす動作でスイッチオン、横に動かす動作でスイッチオフ。本来横に動かすジェスチャーは「短く素早く」と説明書にあるのだが、動画の通りに居合抜きっぽくやっても反応した

 次にパソコン操作。マウス操作は不可能だが、Windows Media Center用リモコンを利用すればある程度の操作ができてしまう。固まったアプリケーションに対して、いろんな感情を織り込みつつCtrl+Alt+Deleteも実現できた。

 学習に使用したリモコンは、ルートアール社が販売する「パソコン用カード型リモコン USB赤外線受光部セット RW-パソコンM37BK」(Amazon.co.jpで価格を見る)だ。Windows Media Centerの操作だけでなく、マウスカーソルの移動、Tab、Esc、Delete、ボタン割り当てなど、1680円で購入した割りに高性能で気に入っている。

ルートアール社の「パソコン用カード型リモコン USB赤外線受光部セット」

スリープからの復帰もカイミラでOK

 Windows Media Centerを操作するなら、メニュー操作が中心なので、Windows Media Centerの起動とメニュー選択操作、Enter、バックスペースの3つをジェスチャー登録しておけばよい。動画の通り、だらだら視聴に最適だ。

Windows Media Centerのメニューを操作しているところ。魔法の有効効果範囲は約10mなので、動画のように接近して操作する必要はない。リビングくらいならば余裕で、カイミラマジックショータイムだ

 さらにリモコンとカイミラを組み合わせて、FPSをプレイしてみた。なんていうか、Wiiだった(プレイヤーの見た目だけ)。カイミラの場合、連続的な入力にはかなり弱いので、割り当てた操作は射撃とグレネード、武器切り替えの3点だ。残りの操作はリモコンにしたのだが、まともにプレイはできなかった。やはり家電や照明の操作用くらいがいいようだ。

FPSプレイ中の様子なのだが、とてもWii

 アウトドアでもカイミラは活躍する。一部のコンパクトデジカメやデジタル一眼には、赤外線リモコンで操作可能なモデルがある。つまり、カイミラでシャッターを切ることができる。使用したデジカメはソニーの「NEX-5D」。ジェスチャーとともにシャッターを切ってもいいし、タイマー作動もアリ。撮影した後、NEX-5Dにはスマイルシャッターがあるじゃないと気付いたのだが、そんなことはどうでもいい。カイミラでちょちょいと操作することに意味があるのだ。

こんな感じにNEX-5Dをセットして、ジェスチャー

撮影した写真。なんとなく魚眼コンバーターで遊んでみた(ほら魔法っぽい!!)

色モノだけどナイスガジェット

 学習リモコンとして見た場合、操作に慣れるまで時間がかかったり、13通りしか記憶させられない点が貧弱なのだが、ちょっとしたジェスチャーで、魔法っぽく家電やパソコンを操作できるのは楽しい。また頻繁にやる操作であれば、カイミラを持ってすぐ実行に移せるため、リモコンよりも快適。パーティーやオフ会の余興、Macなら「Apple Remote」代わりのプレゼン用アイテムにもできる。

 正直なところ、あらかじめ使い方を決めて購入というのは難しい製品だが、購入した後から手持ちのリモコン操作対応製品群で何ができるかな? と考えるのは楽しい。店頭やWebで見かけたら、迷わず購入して、自堕落魔法使いの道を進んでもらいたい。



筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、パソコンからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。最近はやたらとスマートフォン尽くしな生活を送っている。なお、写真はリンクスからお借りしたカイミラと発表会で貰ったカイミラで二刀流を満喫しているところ。たまたま通りかかったおまわりさんに職務質問を受ける直前のカットだ。

■Amazon.co.jpで購入

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