ジェスチャーを駆使してティロフィナーレ!!
さて、操作方法を見ていこう。魔法使いのイメージといえば、長ったらしい呪文詠唱か、魔法の杖によるアクション。カイミラの場合は後者で、杖を回したり、上下に振ったりなど全13通りのアクションが可能。開発時点では10通りだったのだが、ユーザーの声を取り入れた結果、13通りに落ち着いたそうだ。ジェスチャーは以下の写真の通りで、リンクスのサイト上でも確認できる。個人的には「もうどうにでもなーれ」なジェスチャーができるとサイコーに良かったのだが。
ジェスチャーに成功すると「バイブレーション」でお知らせされる。起動直後は練習モードになっていて、たとえば大きく振り下ろすと9回振動というように、成功したかどうか分かりやすいので、まずは練習をしよう。使用時は、どのアクションにどの操作を覚えさせたか忘れることが多い。TVを操作するなら、先端を上げたら音量アップ、下げたら音量ダウンというように、ジェスチャーで操作が連想しやすいものを選んでおくと、覚えておきやすい。
最も難しいジェスチャーは、振動回数が1回の「右に杖を回す」というものだった。「もうどうにでも……」と回すわけではなく、水平にした状態で右に90度転がす。他は振るなり叩くなりカンタンなのだが、この動作が最も難しく感じた。振動回数が2回の「左に杖を回す」も同様だ。一丁前の華麗な魔法使い(レベル5)になるには、やっぱり修行が必要なのだ。
ただまあ、外国みたいに広い部屋で使うようなアイテムであり、筆者宅だとあまりに狭くて絵にならない。自堕落魔法使いの誕生だ。販売計画を聞いても、やはりオフ会やパーティーなどで使えるだろうという前提のチョイスになるのでは、と思われた。というか、日本の場合そういった用途の方が流行りそうでもある。合コンとか人気者になれるんじゃないですかー? きゃー魔法みたーいとかー。ねー?
まずは学習させておきましょう
さてジェスチャーのチェックに入る前に「カイミラ」に記憶させる手順を先に詳しく解説しておこう。説明書はかなり親切なのだが、正直言って登録の部分はとても分かりにくかった。流れとしては……
1:カイミラの先端部を上に向けて、垂直に立てる
2:柄の上の模様部分を2回叩き、4回素早く振動する(学習モード)
3:センサーが反応しないようにゆっくりと水平にする
4:ジェスチャーを実行する。成功するとすばやく振動する
5:記憶させたい赤外線情報をカイミラに飛ばす
6:5が成功すると、大きく振動する。これが記憶した合図となる
7:カイミラの先端部を下に向けて、垂直に立てる
8:柄の上の模様部分を2回叩くと学習モード終了
と、かなりややこしく、慣れるまでにだいぶ時間がかかった。本来は写真や動画で紹介すべきなのだが、見た目でまったく分からないので文章で許してほしい。説明書にある「覚えるより、慣れろ」は秀逸だ。一連の流れの動画も用意したので参考にしてほしい。
学習させる流れを録画してみた。コツとしては、リモコンをテーブルなどに置いておき、ゆっくり動作を心がけること。また手順5のとき、すばやく振動する前から設定したいリモコンのボタンを軽く連打しておくと成功しやすい。カイミラとリモコンの間隔は3~5cmが理想的だ |
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