NVIDIA Tegraの独走を止めるか?
クアルコムの逆襲! Snapdragon搭載Honeycombタブレット
2011年05月31日 00時22分更新
クアルコムは30日、COMPUTEX TAIPEI 2011に合わせてプレスカンファレンスを開催し、「Honeycomb」ことAndroid 3.0が動作する同社製SoC「Snapdragon」搭載タブレット端末など、最新の製品や技術デモを披露した。
Android 3.0を搭載するタブレット端末は、現在製品化されているものはほぼすべてがNVIDIAのTegra 2をプロセッサーとして採用している。だが、Androidスマートフォンでは一大勢力を誇るSnapdragonを擁するクアルコムとしても、負けてはいられない。今回のカンファレンスでは、Snapdragonの最新デュアルコアモデル(MSM8660)上で、Android 3.0が動作している製品を披露することにより、Tegra追撃の狼煙を上げたというところだ。
クアルコムの発表によれば、すでに125種類ものスマートフォンとタブレット端末がSnapdragonを採用し、さらに250種類ものデザインが開発中という。デモ展示コーナーでも各社の最新製品が多数披露されていた。
またデモ会場には、現時点ではSnapdragon中最高性能を誇るMSM8660を使った開発キットによる、Snapdragonの性能やソリューションを示す展示が行なわれていた。競合プロセッサーが軒並み優れたグラフィックス性能を搭載していることに対抗すべく、リアルタイムの3Dステレオ表示を行なうデモが披露され、注目が集まっていた。

この連載の記事
- 第32回 OCZのSSDはハンパない! ハイブリッドから超高速モデルまで
- 第31回 WindowsとAndroidを1台で動かすカード「PunkThis」
- 第30回 Sandy Bridge-E対応のLGA 2011マザーを一覧でチェック
- 第29回 Corsair、人気の出そうなエントリーPCケースを展示
- 第28回 キューブと言ったらShuttle! 近日発売の製品はどれ?
- 第27回 SilverStoneのケースは今年も面白い!発売前にチェック
- 第26回 日本発売はいつ? Noctuaの新型CPUクーラーに期待!
- 第25回 COMPUTEX TAIPEI 2011の華 コンパニオン特集【その2】
- 第24回 6~7月発売の新製品が盛りだくさん Thermaltakeをチェック
- 第23回 HDDとはおさらばだ! 容量1TBの2.5インチSSDが登場
- 第22回 近日登場予定の最新マザーボードを展示中のASRockブース
- この連載の一覧へ