さすがSandy世代の高性能
省エネ機能も充実
今回試用したのは、SH76/Dの店頭販売モデル(カタログモデル)である。CPUにはCore i5-2520M(2.50GHz)を採用し、メモリーは標準で8GB搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵機能を使用する。ストレージには640GB HDD(5400rpm)を搭載しているので、Windows 7のエクスペリエンスインデックスは「5.8」(HDD)となった。CPUとメモリーの値は「7.1」と「7.5」であり、基本性能は高い。
ちなみに、総合ベンチマークテスト「PCMark Vantage」でも、HDDの値が伸び悩んでいる。ただし8GBのメモリーが効いているのか、使っていても遅いとは感じなかった。
PCMark Vantage 32bitのスコア | |||
---|---|---|---|
PCMark | Memories | TV and Movies | Gaming |
6771 | 4078 | 4237 | 4270 |
Music | Communications | Productivity | HDD |
6594 | 9244 | 4990 | 3633 |
内蔵する3次元加速度センサーにより、振動や衝撃からHDDのデータを守る「HDDプロテクション」機能を持つなど、モバイル時の安定運用も重視した製品である。しかし速さやさらなる耐衝撃性を求めるなら、同社サイトでのカスタムメイドモデル(SH76/DN)で、SSDを選ぶのもいいだろう。
性能に関して特筆したいのが、この夏のテーマともいえる省エネ機能だ。LIFEBOOKでは今夏の新製品から、「パソコン節電設定」が装備された。バッテリー運用時に細かな省電力設定が可能になったほか、電力事情が逼迫する時間帯にバッテリーで動作させる「ピークシフト設定」が可能となった。
節電設定のひとつ「省電力ユーティリティ」では、光学ドライブやオーディオ機能、各種インターフェースなどへの電力供給を細かく設定できる。これにディスプレーやグラフィック機能の省エネ設定を併用すれば、かなりの効果が得られるだろう。電力状況が厳しい時間帯のピークシフトだけでなく、長時間の移動などでACアダプターが使えない状況でも役立つはずだ。
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