今秋スマホも登場、Windows Phone 7からのアップグレードも
次世代Windows Phone「Mango」は500以上の新機能を追加
2011年05月25日 10時20分更新
Mango搭載スマホ、富士通から登場するかも!?
米マイクロソフトは現地時間の5月24日、Windows Phoneの次期メジャーリリース(コードネーム:Mango)を公開、開発者向けにプレビューを行なった。現行のWindows Phone 7から500以上の新機能を搭載し、この秋には搭載するスマートフォンが登場予定(日本語版含む)。さらに現Windows Phone 7からの無償アップグレードが可能としている。
コミュニケーション関連の新機能としては、通話やコミュニケーションする相手の情報を中心に、Facebookのチャット機能やTwitter/LinkedInのコンタクトカードへの情報統合、スマホで撮影した写真へのタグ付けや投稿手順を簡易化するための顔認識ソフトウェアを搭載する。
スマートフォンに機能を追加するアプリケーション関連では、アプリからの更新通知や関連アプリの購入(ダウンロード)を容易にするWindows Phone Hub連携が強化される。また、マルチタスク機能を強化してアプリ切り替えの高速化、バックグラウンドでのアプリ実行などが可能になる。
ネット関連では、Internet Explorer 9ベースのブラウザーをプレインストール。スマホながらHTML5をサポートし、高速なグラフィック機能を持つ携帯電話向けプロセッサーのハードウェアアクセラレーションも利用可能になるという。また、同社の検索サービス「Bing」のWindows Phone版と連携して、音楽や動画などがスマホ単体でも見つけやすくなる。
これらのアプリや新サービスを支える開発者向けに、エコシステムの強化も発表された。すでにWindows Phone 7発表以来、1万7000件のアプリがMarketplaceで販売(無償含む)されており、本日中にMango対応のアプリやゲームを開発するための無償SDK「Windows Phone Developerツール(β版)」が公開される。Mango搭載端末は、Acer、富士通、ZTEらと提携して英語環境のみならず、日本語、中国語、韓国語、ロシア語など16言語をサポート。開発したアプリやサービスを広く世界市場にアピールできると、開発者への積極的な参加を求めている。
このほかの詳細は、Windows Phone日本語版のFacebookページ、および開発者向けサイトなどを参照いただきたい。