富士通は31日、シニア層や初心者向けのパソコン「FMVらくらくパソコン4」を発表した。ノート型2機種がラインナップされている。価格はオープンプライス。
新しいらくらくパソコン4は、プラットフォームがSandy Bridge世代の新CPUとチップセットに更新されて基本性能が向上したほか、USB 3.0の搭載、テンキーの装備や静電式タッチパネルディスプレーの採用などの改良が施されている。主な仕様は以下のとおり。
らくらくパソコン4シリーズのラインナップ | |||||
---|---|---|---|---|---|
製品名 | ディスプレー | CPU | HDD | USB 3.0 | |
AH/R4H | 15.6型 1366×768 タッチパネル | Core i5-2520M 2.50GHz | 500GB | 2ポート | |
AH/R4 | Celeron B810 1.60GHz |
らくらくパソコンシリーズは、パソコンに慣れていないシニア層や初心者向けに、独自のタッチ操作メニュー「らくらくメニュー」や文字が読みやすく色分けされたキーボードといった、ユーザーインターフェース面で独自の工夫を積み重ねた製品である。
新製品では、ニーズの高いハガキ作成ソフト「筆ぐるめ」をさらに使いやすくするために、3ステップでハガキが作れる専用メニューを用意。ウィザード形式の画面に従うだけで、簡単に写真入りハガキを作成できる。写真活用に関しても改良が加えられ、写真に文字を載せて印刷する「文字入れ印刷」といった、ユーザーニーズを反映した機能が搭載されている。
シニア向け携帯電話機「らくらくホン」との連携も強化。らくらくホンで記録したユーザーの活動量(歩数)を、らくらくパソコン4で簡単に取り込み、写真と合わせて健康管理に役立てる「らくらくウォーキング日記」といったアプリケーションも用意されている。
OSにはWindows 7 Home Premium 64bit版を搭載。OfficeソフトとしてOffice Personal 2010もプレインストールされている。予想実売価格は、AH/R4Hが16万円強。AH/R4が14万円前後。発売日はAH/R4が6月9日、AH/R4Hは6月16日の予定。
なお、ディスプレー一体型デスクトップタイプの「FH/R3」は継続販売となる。