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ミクZ4、3年目の本気! SUPER GT激闘記第14回

NOBさんに魔の手が迫る!?

新ミクZ4で初の岡山 予選は8位で通過!

2011年05月22日 02時30分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 ●撮影/鉄谷康博、加藤智充

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若干トラブルに見舞われるも
ノックダウン予選を生き残ったミクZ4

 SUPER GT 2011年シーズンで事実上2戦目だが、震災の影響で延期されたためスケジュール上は開幕戦となる「第1戦 岡山国際サーキット」。新生・ミクZ4では初となるこのサーキットで、どのような戦いを見せてくれるのか。5月1日の富士での好成績を思えば、いやがおうにもファンの期待は高まる。

 前戦・富士は決勝レースが途中で終わってしまうほどのひどい雨だった。雨のサーキットは走る方も応援する方にも大変なので、岡山戦こそドライコンディションが期待されたのだが、あいにく決勝当日(22日)の天気予報は雨のち曇り。金曜の練習走行こそ晴れていたものの、土曜の予選は朝から雨が降ってきた。しかし、公開車検が終わったくらいから徐々に天候は回復していき、ノックダウン予選が始まる頃には完全にドライな路面になっていた。なお、ミクZ4は午前中の練習走行中に燃料系に異常が出たそうだが、何事もなく無事に予選へとコマを進めることができた。

 ドライで路面温度もそこそこ。これならミクZ4のポテンシャルを遺憾なく発揮できるはず! と挑んだノックダウン予選の1回目(Q1)は危なげなく通過できたものの、なんと2回目(Q2)では10位圏内にあと一歩届かず、11位でノックダウンされてしまった。

 しかし、#86のランボルギーニがスピンして赤旗中断の原因を作ったために記録抹消とジャッジされ、1つ順位が繰り上がって、なんと奇跡の入選を果たし、3回目(Q3)にコマを進めたのだった。

 ただ、気になるのは練習走行で調子が良かったはずの番場選手が、Q2ではタイムを上げられなかった点だ。その原因を本人に聞いた。

番場選手:「ちょっと電装系にトラブルが出てしまい、全然クルマを速く走らせることができなくなってしまったんです。午前中の練習走行はなんともなかったんですよ。なのに、このQ2でいきなり(トラブルの出現)です。タイムを上げることができず、そのまま圏外になってしまいました。結果的には繰り上げ入賞でしたが」

 確かに、Q3を走った谷口選手もQ1のときほどタイムを上げられていなかった。谷口選手にもその点を聞いてみると、「マシントラブルでマシンがまったく前に進んでくれなかった」と、悔しさをにじませていた。

 それでも、一時的な応急処置で若干タイムアップさせ、「1'34.681」を刻んで8位で予選を終えたのだった。谷口選手、番場選手ともにミクZ4に手応えを感じているようで、「トラブルシューティングができて、原因がハッキリして修復できれば、8位からでも十分上位は狙えます。ただ、#11 フェラーリ458と、#33 ハンコックポルシェというやっかないな2台が、予選で(ミクZ4の)上に行っちゃってるのが気になりますね」と谷口選手。番場選手も「金曜日(練習走行)は自分自身が悩んでしまって良いタイムが出せなかったけど、チームのみなさんにアドバイスをもらって解決しました。やるからには優勝しかありません!」と気炎を上げていた。

 このメカニカルトラブルのことを大橋監督に直撃してみると、「電子制御系の動作がおかしくなってしまったようで、変なところで介入してきてしまったようです。Q3で電子制御の介入を最小限にしたら、そこそこ走れるようになって、谷口選手も最後にベストタイムを出せました。しかし、これでは根本的な解決にならない。調べた結果、いつも症状が出ているのではなく、条件次第で出たり出なかったりするようです。決勝までに一刻も早くこれを直さないといけません」とのこと。電子制御の恩恵を受けられるのはFIA-GT車両の特権だが、時にこうして自分自身に牙を剥くこともあるのである。

 さて、痛車勢(キャラクターカー)に絞って予選の結果を見てみよう。イカ娘フェラーリはミクの1つ上を行く7位、ミクZ4が8位、エヴァ紫電が10位、マッハ号が15位、ハルヒポルシェが21位という成績であった。残念ながら、エヴァ弐号機ポルシェが欠場しているが、その代わりマッハ号が出場しているので、再び痛車5台による“絵になるバトル”が展開される! 現地に行ける人はぜひ現地で、行けない人はWebサイトやテレビの前から熱い声援を送ってほしい。その想いが、必ずミクZ4を後押しするはずだから!

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