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いまから始める、jQuery Mobileの基本 (3/4)

2011年05月20日 11時00分更新

文●西畑一馬/to-R

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ヘッダー/フッターの配置とレイアウトの定義

 jQuery Mobileでは、各ページ内のレイアウト領域もdiv要素にカスタムデータ属性を利用して定義します。ヘッダー領域なら「data-role="header"」、コンテンツ領域なら「data-role="content"」、フッター領域なら「data-role="footer"」と記述します。

サンプル3[HTML]


<div data-role="page" id="index">
  <div data-role="header">
    <h1>to-R</h1>
  </div>
  <div data-role="content">
    <p>コンテンツの内容</p>
  </div>
  <div data-role="footer">
    <h4>&copy; 2011 to-R</h4>
  </div>
</div>


 サンプル3をブラウザーで表示すると、jQuery Mobileによって各パーツが自動的に装飾され、スマートフォンらしいスタイルに最適化されて表示されます。

08.jpg

ヘッダーやフッターがスマートフォン向けに最適化され表示される

デザインテーマの変更

 jQuery Mobileのデザインは、デフォルトでは黒を基調としたテーマ(スキン)が適用されていますが、ページ要素に対してカスタムデータ属性「data-theme」を指定することでテーマを変更できます。たとえば、「data-theme」の値に「b」を指定すると、iPhoneの標準UIのような見た目に変わります。

サンプル4[HTML]


<div data-role="page" id="index" data-theme="b">


09.jpg

iPhoneのUIのようなデザインを適用する

 標準では「a」~「e」の5種類のテーマが用意されており、「data-theme」の値に指定するとそれぞれのデザインを確認できます(「a」がデフォルトのデザイン)。

左上から時計回りにデザインテーマ「c」「d」「e」

 執筆時点(2011年5月)で公開されているα4.1では、残念ながら「b」以外のデザインテーマにはバグが多く、うまく表示されないことがあります。本連載後半では独自のデザインテーマを作成する方法についても解説しますので、ひとまずはテーマbを利用しておきましょう。

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