5月17日、ブラザー工業とブラザー販売は、複合機「ジャスティオ」シリーズにおいて、印刷速度を2倍にしたA3カラーモデルやハイエンドモデル「ジャスティオ プロ」など新製品7機種を発表した。価格は、全製品ともオープン価格となる。
新製品の1つ「MFC-J6710CDW」は、インクジェット方式のA3対応カラー複合機。カラープリントヘッドのノズル数を約2.2倍に増やし、用紙の搬送構造を改良することで、従来機種「MFC-6490CN/6890CN」に比べ、カラーは約2.6倍の10ipm、モノクロは約2.4倍の12ipmの高速化を実現した。
用紙コストの削減につながる、ハガキから最大A3サイズまで対応の自動両面プリント機能を標準搭載。加えて、スリープ時は約3.5W、コピー時でも約26Wと、インクジェット方式ならではの低消費電力を実現している。販売予定日は5月下旬。
A4モノクロレーザー複合機の新製品3機種
ジャスティオシリーズのメインモデルともいえるA4モノクロレーザー複合機の新製品は、高さ31.6cmの筐体に26枚/分の高速プリントエンジンと自動両面プリント機能を搭載した3機種。ジャスティオシリーズにおける普及機クラスのレーザー複合機では初めて、自動両面プリントを標準搭載する。また、スリープ時の消費電力は、従来機種(約8~10W)より大幅に低減された。
新シリーズ「ジャスティオ プロ」登場
「ジャスティオ プロ」は、ジャスティオがターゲットとする小規模オフィスの中でも、よりプリントボリュームの高い層への拡販を目指すハイエンドモデルの新ブランド。高速プリントや自動両面スキャン、大容量給紙などの高機能に加えて、最大5年間の無償保証をはじめとするサポート体制を充実させている。
今回発表されたのは、A4カラーレーザープリンタ「HL-4570CDWT」、A4カラーレーザー複合機「MFC-9970CDW」、A3カラーインクジェット複合機「MFC-J6910CDW」。3機種とも、有線/無線LANを搭載。また複合機は、カラープリンター、カラーコピー、カラースキャナー、カラーファクス、PCファクス送受信に対応する。