5月17日、ネットアップはデータ保護ソリューション「SnapMirror」の90日間無償ライセンス提供プログラムの開始を発表した。これは、電力不足による停電や突然の通信障害から企業データを保護するために、ストレージ内のデータを安全に遠隔地へバックアップできるようにするもので、ネットアップのストレージのユーザーが対象となる。
SnapMirrorは、企業データをネットワークを経由して安全に遠隔地にあるストレージへバックアップするデータ保護ソリューション。圧縮テクノロジーにより、帯域幅使用率を70%削減でき、ビジネスを中断することなくデータ移行のネットワークコストを抑えるという。
今回の無償ライセンスを利用することで、複数の拠点でネットアップストレージを利用している場合、双方のデータバックアップが可能となる。設置場所が離れていれば、災害対策としての効果もあり、問題が発生した場合にいつでも転送先のネットアップストレージをメインストレージとして切り替えることもできるという。
また1拠点での利用の場合、同社のパートナーのクラウド事業者が提供するSnapMirrorによるバックアップサービスを利用する方法もある。ユーザーのネットアップストレージにSnapMirrorを導入することで、データを定期的にクラウド事業者へ差分転送することが可能となる。
ネットアップがパートナーシップを結ぶクラウド事業者は、伊藤忠テクノソリューションズ、インターネットイニシアティブ、ビック東海、日本ユニシスとなる。