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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第35回

完全ワイヤレスで使える自由形テレビ

2台目テレビの本命!? 「フリースタイルAQUOS」

2011年05月18日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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ネットワーク機能はかなり充実。主婦目線の便利なサービスも多い。

「アクトビラビデオ・フル」のトップ画面。実際に操作してみたところ、画面表示やタイトルリストの切り替えもかなり高速で、サクサクと作品探しをすることができた

「アクトビラビデオ・フル」のトップ画面。実際に操作してみたところ、画面表示やタイトルリストの切り替えもかなり高速で、サクサクと作品探しをすることができた

動画配信サービス「T's TV」のメニュー画面。CGを使用したバーチャルモール内を移動して、ソフト探しやレンタルが行なえる

動画配信サービス「T's TV」のメニュー画面。CGを使用したバーチャルモール内を移動して、ソフト探しやレンタルが行なえる

動画共有サービス「YouTube」は、「YouTube XL」に対応。十字キーやダイヤル操作でもスムーズに使用できる

動画共有サービス「YouTube」は、「YouTube XL」に対応。十字キーやダイヤル操作でもスムーズに使用できる

 本機のもうひとつの魅力は充実したネットワーク機能だ。「アクトビラビデオ・フル」をはじめとする動画配信サービスなどに対応するのはもちろんだが、ユニークなのは住んでいる地域で配られている折り込みチラシを閲覧できる「Shufoo!TV」や、女性向けのカタログショッピングサイト「パラリー」などのサービスが用意されていること。

「Shufoo!TV」のトップ画面。郵便番号を設定することで、住んでいる地域で配られる折り込みチラシの内容をチェックできる。買い物の前にぜひ確認したい

「Shufoo!TV」のトップ画面。郵便番号を設定することで、住んでいる地域で配られる折り込みチラシの内容をチェックできる。買い物の前にぜひ確認したい

女性向けの可愛らしいデザインのカタログショッピングサイト「パラリー」。見やすいインターフェースで、さまざまなグッズの買い物ができる

女性向けの可愛らしいデザインのカタログショッピングサイト「パラリー」。見やすいインターフェースで、さまざまなグッズの買い物ができる

 インターネット機能というと、動画配信はともかくPCに詳しい男性向きの機能が多いような印象もあるが、家庭で使うテレビだけに女性向けのサービスの充実も重要だろう(奥さんを説得する材料とするためにも)。

ホームネットワーク機能の「映像を見る」で、筆者所有のBDレコの録画番組のリストを表示してみた。録画タイトルのほか、録画日時などの情報も表示される

ホームネットワーク機能の「映像を見る」で、筆者所有のBDレコの録画番組のリストを表示してみた。録画タイトルのほか、録画日時などの情報も表示される

「音楽を聴く」で、自前のNASの中の音楽ファイルを一覧表示。24bit/96kHzなどのハイサンプリング音源には対応しないが、MP3などの一般的な音楽ファイルの再生が可能

「音楽を聴く」で、自前のNASの中の音楽ファイルを一覧表示。24bit/96kHzなどのハイサンプリング音源には対応しないが、MP3などの一般的な音楽ファイルの再生が可能

 DLNA機能についても試してみた。筆者宅は、テレビ番組はBDレコのHDDに貯め込んでいるが、最近になってNASを導入し、音楽ファイルはそちらに蓄積するようになった。本機からアクセスしてみると、そのどちらからでも簡単にコンテンツの再生ができた。

「写真を見る」で、NASに収録されている画像を表示してみた。サムネイルから気に入った写真を選択し、画面いっぱいに表示することもできる

「写真を見る」で、NASに収録されている画像を表示してみた。サムネイルから気に入った写真を選択し、画面いっぱいに表示することもできる

カレンダー/時計機能は、デジタルフォトフレーム的な機能と言える。表示する写真は自由に選択できる

カレンダー/時計機能は、デジタルフォトフレーム的な機能と言える。表示する写真は自由に選択できる

カレンダーと時計のレイアウトは、5つのテンプレートから好きなものを選べる。背景色の選択も可能だ

カレンダーと時計のレイアウトは、5つのテンプレートから好きなものを選べる。背景色の選択も可能だ

 また、奥様にも気に入ってもらえる機能としては、カレンダー/時計機能がある。ホームネットワークやUSBメモリーに保存した写真とカレンダー/時計を表示できるので、デジタルフォトフレームとして使うこともできる。フォトフレームとしてはサイズが大きいので、なかなかに見応えがある。

テレビをもっと自由なスタイルで楽しめる新提案
中~小型テレビの決定版かも

 現在、多くの家庭ではとりあえずはリビングのテレビの地デジ化が完了し、余裕のある人は寝室や子供部屋といった2台目以降のテレビの地デジ化を進めている。このため、中~小型サイズのテレビの売り上げが好調だ。

 本機は価格こそやや高めになるが、2台目以降のテレビとしては実に魅力的なモデルである。1台のテレビを寝室に常置するだけでなく、キッチンやプライベートルームなどに自由に持ち運べるのだから、活用範囲はかなり広い。

 筆者は10V型クラスのポータブルテレビを同様に使っているが、本機を試して見るとサブテレビと言えども20V型程度の画面サイズが欲しくなる。薄型で出っ張りのない形状なので、使わないときに収納しやすいのもありがたい。欲を言えば、26V型や17V型などのサイズバリエーションが増えると面白そうだ。

 さらに期待したいのは、防水仕様だ。20V型で防水となるとかなり価格が高くなりそうなので、着せ替え式の防水ジャケットのようなアクセサリーがお手軽だ。これで、お風呂テレビとしてはかなりの大画面が実現できる。これが実現できれば、本機の活用範囲はさらに広がるし、より多くの人(特に女性)にアピールできるはず。ぜひ対応をお願いしたい。

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