バッテリー駆動を考慮した
省電力機能を搭載
便利なのはタイマー機能を備えていること。設定した時間に指定しておいた番組が視聴できる。目覚まし時計代わりにするのが有効な使い方だろう。
このほかには、省電力のための数々の設定がある。「明るさセンサー」は最近の薄型テレビならばたいがい装備しているものだが、バッテリーで使うこともある本機では積極的に活用したいところ。
照明を消すと自動で電源をオフにする「照明連動」設定もある。感度はかなり良く、照明を消した瞬間に連動して電源が落ちた。ただし、テレビの前に立ってセンサーに影を落としただけでも反応してしまうことがあるので、電源を切るまでの移行時間を「15分」に設定するなど、余裕を見ておくといいだろう。
節電機能では、バッテリー関連の設定が追加されている。ディスプレーに電源コードを接続したときに充電を行なうかどうかの設定をはじめ、バッテリー動作時の画面の明るさ制御なども選択可能だ。
このほか、ワイヤレス接続のための設定もあるが、基本的には自動設定のままで問題ないだろう。手動設定では、より高速な通信が可能な倍速モードも設定できる。電波干渉が起きやすいので、自宅の無線環境に合わせて選択しよう。
ハイコントラストで鮮明な映像
テレビ視聴時の映像は明るく鮮明で、なかなかきれいだ。パネル解像度は1366×768ドットだが、画面サイズが小さいので解像感などに見劣りはない。肌の色が健康的で、特に女性の肌がほのかにピンクに寄り、魅力的に映し出される。
多少色合いが赤寄りになっているので、映画などでは少し緑側に調整すると忠実な色合いになる。
このほか、コントラスト感がなかなか優秀で、照明を落とした環境でもなければ、黒浮きなども気にならない。ただし、光沢パネルを採用しているせいもあり、暗いシーンで自分が映ってしまうのが気になった。また、画面が上向きの傾いた設置なので、置く場所によっては照明が映り込む。このあたりは、こまめに位置を動かしてちょうどいい場所に置くように気をつけた方が良い。
BDソフトの再生もなかなかの実力で、ディテールも良好。倍速表示などは採用していないが、残像感もほぼ気にならなかった。
ただし、外部HDMI機器の接続は、ディスプレー部に有線で接続しなければならない。理想を言えば、BDレコなどもチューナー部に接続しておき、完全ワイヤレスで使いたいと思う(ただし、DLNAクライアント機能を使えば、ワイレスのままBDレコの録画番組の再生などは可能)。このあたりは後継機での対応に期待したい。
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