複数のデータセンターを利用したデータ分散などを提供
NTT西日本、「Bizひかりクラウド」にBCPメニュー
2011年05月17日 06時00分更新
5月16日、NTT西日本はクラウドサービス「Bizひかりクラウド」において、BCP(Business Continuity Plan、事業継続計画 )対応の新サービスを提供すると発表した。
Bizひかりクラウドは、NTT西日本がNTTスマートコネクトなどと連携し、3月より開始したサービス。VPNサービス等のネットワークサービス、アクセス回線、ICT端末(ルーター)をセットにした「Bizひかりクラウド ワークスタイル」、ネットワークサービスとアクセス回線、ICT端末(ルーター)、ホスティングサービスをセットにした「Bizひかりクラウド プラットフォーム」などを提供している。
NTT西日本は今回、西日本エリア各府県に保有するデータセンターを「広帯域ネットワーク」で接続し、複数のデータセンター間のシステムを冗長化。これにより、「Bizひかりクラウド プラットフォーム」にBCP対応の3メニューを追加する。
1つ目の「Bizひかりクラウド プラットフォーム ホスティング リモートデータバックアップ」は、ユーザー拠点から遠隔地となるNTT西日本エリア内のデータセンターにデータをバックアップするサービス。2つ目の「Bizひかりクラウド プラットフォーム ハウジング マルチロケーションハウジング」は、遠隔地にある西日本エリア内の複数のデータセンターをネットワーク接続し、ユーザーのシステムを複数拠点に分散設置するハウジングサービス。
そして3つ目の「Bizひかりクラウド プラットフォーム ホスティング リモートシステムバックアップ」は、遠隔地にある西日本エリア内の複数のデータセンターにユーザーのサーバー/ストレージと同一のシステムを構築し、障害時に切り替えて利用可能なシステム冗長化サービスとなる。
提供開始時期は、1つ目のサービスが5月17日、2つ目と3つ目は第3四半期を目処とする。なお、料金はすべて個別見積もりとなる。

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