内容物の変更があった場合は、ラベルの上にシールを貼ってしまえばいいが、貸出品ではラベルを剥がさなければいけないこともある。そんな時は「ポストイット」のラベル用紙を利用すればいい。こちらもサイズがたくさん揃っているので、アイテムに合わせて選べる。付箋紙とはいえ全面が粘着するので、誤って剥がれてしまう可能性は低い。
オフィスの備品はもちろん、プライベートならCDやDVD、雑誌にPC周辺機器などの管理に使う手もある。売却したり譲渡する際は、簡単に剥がせるのも利点だ。
イベントや店舗でも活躍する
ラベルはインクジェットプリンターで印刷するので、通常は手で触れたり、水に濡れたりすると汚れてしまう。人が触るところや屋外で利用するなら、保護シート付きの製品を利用しよう。
例えば、不特定多数が利用する貸し出し品には、自社のロゴマークをステッカーにして貼ってみる。「手作りステッカー(28809)」(実売価格は740円)は、印刷面に透明の保護フィルムを貼ることで、高い耐水性・耐光性を備えるのが特徴。A4全面を利用でき、好きな形状やサイズのロゴをレイアウトできる。
イベントの時だけ貼り出したい注意書きや、冷蔵庫に貼り付けるマグネットなども作成できる。例えばA4全面がポストイットになっている「ポスト・イット ラベルシール(84901)」なら、どこでも気軽に貼り付けられる。実売価格は1090円で20シート入っているので、クオリティーと手間を考えると十分買いだ。
シールが貼れないところでも、磁石がくっつくなら「手作りステッカー(28839)」が使える。A4の印刷シートと保護フィルム、マグネットシート2セット入りで実売価格は950円。
インクジェットプリンターの
利用頻度が高まること請け合い
ラベル印刷を始めるとなんでもプリントしたくなる。筆者の場合、郵送する際の宛名ラベルが重宝している。筆者の手書き文字はあまりきれいではないので、プリントする方がスマートなのだ。
もちろん、ボールペンで手書きする手間を減らせるというメリットも大きい。ラベルのデザインさえ作ってしまえば、住所や宛先はコピーすればいい。冒頭の印刷ソフトは、Outlookやはがきソフトから出力したCSVファイルを読み込み、1枚ずつ印刷する「リンク機能」を備えており、ダイレクトメールの送付にも利用できる。
プライベートでも、ピルケースに曜日のシールを貼ったり、一眼レフで撮った写真をプリクラ風に印刷することもできる。オリジナルラベルの作成は簡単なうえに楽しく、便利にもなるので、ぜひチャレンジしてみよう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。
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