このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

au夏モデル新商品発表会 INFOBARにG’zOneと注目ブランド多数 第9回

特に注目したのは「G'zOne」と「INFOBAR」の2台

auの夏のスマホもネチネチ触ってみた

2011年05月17日 20時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本のデザインケータイの世界がついにスマホに
「iida INFOBAR A01」

 最初のコンセプトモデルの誕生から10周年を迎えた「INFOBAR」の第3弾端末である。メーカーはシャープに変更されたが、外観デザインは従来と同様、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が手がけた。ディスプレー回りのフレームや、INFOBARの証とも言える、正面下部のカラフルなタイルボタンなど、INFOBARの世界観がうまくスマホに溶け込んでいる。

タイルボタンがAndroid端末のハードキーとして活用された

 背面の質感はカラバリによって異なる。「NISHIKIGOI」と「CHOCOMINT」(中央の2機種)は光沢タイプ。「KURO」と「HACCA」(両端の2機種)はザラッとした手触りのツヤ消しとなる。ちなみにCHOCOMINTは以前から案としてはあったようだが、淡いブルーの表現が難しいとのことで、ついに登場したカラーである。関係者によると“悲願の色”なのだという。

背面の質感は2種類ある

 国産スマホでは逆に珍しく、ストラップホールやヘッドホン端子、ワンセグのアンテナは非搭載だ。3.5ミリ径ヘッドホンのアダプターにもなる付属ケーブルがワンセグのアンテナで、ワンセグ視聴時はこのケーブルが必須となる。ちなみに、ケーブルをセットした状態でも、本体のスピーカーから音声は聞こえた。

 ワンセグ機能では録画やその予約もできる。なおバッテリの容量はIS03と同じ1020mAhで、国内のスマホで最少クラスだ。IS03より液晶が0.2インチ大きく、CPUも1.4GHzと高クロックなのでバッテリーの持ちが正直気になるところ。しかし、より低消費電力な第2世代SnapdragonのMSM8655を搭載することにより、IS03よりも約10~40%長い駆動時間を実現しているという。

ワンセグ視聴時はケーブルが必須。また録画も可能だ

 独自のホーム画面「iida Home」は縦長のデザインで、アプリやウィジェット、ショートカットを配置できる。テーマは「Wood」や「Metal」などプリインストール済みの6種類の中から選択できる。ほとんどのアイコンがINFOBAR専用の美しいデザインで、タイルの間隔もテーマごとにドット単位で変えてあるというこだわりようだ。

デザインと使い勝手が共存した独自のUI

アイコン長押しで編集モードにし、ドラッグ&ドロップで並べ替えられるほか、折り畳みと展開が可能な「セクション」を作ってアプリを整理できる。セクションは白い三角形を左から右へドラッグで作成し、その逆で削除

スクロールなどの基本操作は快適そのもの。ホームボタンを押すとホーム画面の先頭へ一気に移動できる。任意のセクションを開くときは、ホーム画面下部に表示される「^」をタップする。セクションの一覧があらわれ、タップすると任意のセクションをすばやく開ける

アンドロイド標準のホーム画面は「widget Home」という名称で、独自ホーム画面の左隣にあり、ウィジェットのみを配置できる。アンドロイド標準のホーム画面は縦に5面連なり、スクロールして利用する。追加や削除は不可

ハイスペックでかつ3Dで楽しめる
「AQUOS PHONE IS12SH」

 裸眼3D+ツインカメラで3Dを手軽に楽しめる。液晶は視差バリア方式を採用し、3Dの効き具合は、動画視聴中のスライダーや「3D表示の飛び出し度」で調整できる。初期設定はもっとも強い「強」なので好みで変更しよう。

3Dの効き具合は変更可能

 背面にカメラを2個搭載しており、ファインダーの映像自体を3D表示に切り替えられる。被写体やアングルを3Dで確認しながら撮影できるので、イメージに近いできあがりになる。2Dと3Dは画面左上のボタンで切り替える。

3Dで映像を確認しながら、実際に撮影できる

 ホーム画面も左端のボタンで2Dと3Dを切り替えられる。タップで花火があがる3D壁紙を標準搭載する。写真だと分かりにくいが、これまでの裸眼3D対応スマホと比べても、裸眼で自然な奥行きをずっと感じた。ジッと見つめても気分が悪くなったりはしない。

 液晶の解像度が向上したことはもちろん、3D描画エンジンを調整して、クッキリ感を強調しているのだという。人間の目で見ると、3Dを強調するよりもむしろ立体的に感じられるとのこと。

 標準搭載の「Smart Familink」アプリ利用すると、DLNAに対応した液晶テレビ「AQUOS」に、AQUOS PHONE内の画像や動画、音楽を無線LAN経由で表示/再生できる。操作方法がユニークで、コンテンツをテレビへ向けてスワイプするだけ。近未来的で楽しい。また、AQUOSブルーレイで録画した番組をAQUOS PHONEから視聴できる。

写真では確認しにくいが、3Dの見え方は明らかに進化したように感じられた。またDLNAにも対応する

9月登場でも夏モデル……? 早く実機で試したい
「REGZA Phone IS11T」

 震災の影響で開発と製造が遅れたとのことで、今回の発表会では残念ながらモックアップ展示のみとなった「REGZA Phone IS11T」。フルキーボード付きの東芝端末はWindows Mobile搭載のIS02以来となる。

 IS02のキーよりもわずかに隆起し、しっかりしたクリック感があるほか、Enterキーの面積がIS02の約2倍に大型化。数字キーもPCと同配列になり、押し間違いや、違和感がなく入力できるようになった。

自慢のキーボードがさらに進化している

 Androidならではのホームボタンやバックボタンなどのほか、コピー、貼り付け専用キーを搭載する。ALT+C、ALT+Vなどのショートカットキーも利用できるが、1つのキーでコピペができるのはやはり楽。早く実機で試してみたいところだ。


■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン