ESPRIMO 2011夏モデル
デスクトップパソコン「ESPRIMO」シリーズは、23型ワイド一体型「FH/98DM」「FH/77DD」、20型ワイド一体型「FH58、56、54」シリーズ3機種、20型ワイド一体型の廉価モデル「EH30/DT」、そしてセパレート型の省スペースデスクトップ「DH54/D」の7機種が発表された。なお、24型ワイド一体型の「DH77/C」と、FHシリーズの裸眼3D対応モデル「FH99/CM」は春モデルが継続販売される。
FHシリーズ 23型ワイドモデル
23型ワイドの大画面ディスプレーを搭載する一体型デスクトップとしては、「FH/98DM」「FH/77DD」の2機種が登場した。いずれも2011年春モデルのマイナーチェンジとなっている。
FH/98DMは、偏光板方式の3Dステレオ表示に対応しており、付属の3DメガネによるBlu-ray 3DやDVDの2D→3D変換表示を楽しめる。またFH77/DDは、タッチパネル対応のディスプレーを備えている。
両機種共通の仕様としては、ディスプレーサイズが23型ワイド/1920×1080ドット、CPUにCore i7-2630QM(2GHz)を搭載、内蔵ストレージは2TB HDD、BDXL対応BDドライブを内蔵するなどが挙げられる。また、3波対応のデジタルダブルテレビチューナーも標準搭載する。
搭載OSはいずれもWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。Office Home and Business 2010もプレインストールしている。主な仕様は以下のとおり。予想実売価格はFH/98DMが26万円強、FH77/DDは23万円前後。発売日は両機種とも5月26日の予定。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | メモリー | TV | 3D |
---|---|---|---|---|---|
FH/98DM | 23型 フルHD | Core i7-2630QM 2GHz | 8GB | 3波×2 | 対応 |
FH77/DD | 23型 フルHD タッチパネル | 4GB | - |
FHシリーズ 20型ワイドモデル
20型ワイドディスプレーを搭載する一体型デスクトップ「FH5x」シリーズは、「FH58/DM」「FH56/DD」「FH54/DT」の3機種が登場した。ボディーデザインは一新されており、ディスプレーの両脇に足のついたシンプルなデザインとなった。ディスプレーサイズは共通で、20型ワイド/1600×900ドットとなる。
FH58とFH56は同じCore i5-2520M(2.50GHz)を搭載し、3波対応ダブルチューナーとBDXL対応BDドライブを内蔵するなど、内部は基本的に同一の構成となっている。両機の違いは、FH58が偏光板式の3Dステレオ表示に対応する点にある。
FH54はややローエンドよりの構成で、Core i3-2310M(2.10GHz)とダブル地デジチューナーを搭載する。ディスプレーはタッチパネルとなっており、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。
内蔵のステレオスピーカーには、「自然な音を表現できる」と謳われるオンキヨー製のスピーカーを採用。電源オフ状態でも、ほかのオーディオ機器をつなげれば外部スピーカーとして利用できる「パワーオフスピーカー」機能も搭載する。
搭載OSはいずれもWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。Office Home and Business 2010もプレインストールしている。主な仕様は以下のとおり。予想実売価格はFH58/DMが21万円強、FH56/DDは19万円強、FH54/DTは16万円前後。発売日はFH58、FH56が5月19日、FH54が5月26日の予定。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | 光学 | TV | 3D |
---|---|---|---|---|---|
FH58/DM | 20型 1600×900 | Core i5-2520M 2.50GHz | BDXL | 3波×2 | 対応 |
FH56/DD | - | ||||
FH54/DT | 20型 1600×900 タッチパネル | Core i3-2310M 2.10GHz | DVD | 地デジ×2 |
低価格・テレビ内蔵一体型 EH30/DT
AMDのFusionプラットフォームを採用した低価格の一体型デスクトップ「EH」シリーズに、地デジチューナーを内蔵した低価格テレビモデル「EH30/DT」が登場した。テレビ機能を内蔵しながら、予想実売価格で13万円強という低価格が魅力の製品となっている。
CPUはAMD E-350(1.5GHz)を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵機能(Radeon HD 6310)を使用する。インテルのAtomプロセッサーよりも強力なグラフィックス機能を備えるため、フルHD品質の動画でもコマ落ちすることなく表示できるとしている。
ディスプレーサイズは20型ワイド/1600×900ドット。内蔵テレビチューナーは地デジ対応のシングルチューナーとなっている。メモリーは4GBを内蔵するほか、1TB HDDとDVDスーパーマルチドライブも内蔵する。
搭載OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。OfficeソフトにはOffice Personal 2010をプレインストールしている。発売日は5月19日の予定。
セパレートデスクトップ DH54/D
ディスプレーがセットになった省スペースデスクトップ「DH」シリーズには、新製品として「DH54/D」が発表された。付属のディスプレーは22型ワイド/1680×1050ドットで、本体とはDVI-Dで接続する。
DH54/Dでは、ボディーデザインを2011年春モデルの「DH77/C」と同じデザインに変更した。CPUにはCore i3-2100(3.10GHz)を搭載するほか、標準で2GB、最大で16GBのメモリーを搭載可能となっている。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブで、HDDは1TBを内蔵する。テレビ機能は搭載しない。
グラフィックス機能はCPU内蔵機能(Intel HD Graphics 2000)を使用する。そのほかに、内部にPCI Express x16スロットを用意しているので、ロープロファイルタイプのグラフィックスカードを増設できる。対応カードには、アイ・オー・データ機器「GA-RH5450」(Radeon HD 5450搭載)、バッファロー「GX-210/E512」(GeForce 210搭載)などが挙げられている。
パソコン本体背面に、ディスプレーへの電源供給用サービスコンセントを備えている。本体の電源と連動しているため、ディスプレーの電源を切り忘れるという電力の無駄を省けるとしている。
搭載OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。Office Home and Business 2010もプレインストールしている。予想実売価格は13万円強。発売日は5月19日の予定。