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ドコモ夏モデル新商品発表! スマートフォンは計9台 第14回

ドコモの「夏スマホ」 要注目の3機種にコッテリ触ってきた

2011年05月16日 23時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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Xperia acro SO-02C
ソニーエリクソン

 「Xperia acro」はフィーチャーフォンでお馴染みのワンセグやおサイフケータイ、赤外線を搭載したモデル。ワンセグのアンテナは右側面から垂直に伸びるタイプで、番組の録画はできない。FeliCaポートは背面上部、赤外線ポートは背面フラッシュライトの隣に配置されている。標準の赤外線ウィジェットはこれひとつで送信と受信が行なえて地味に便利だ。ちなみに、機種名の「acro」はギリシャ語で“頂点”や“最高”を意味する。

ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイも完備!

写真だと見づらいかもしれないが、風景が立体的に表示されている

 この端末は3D液晶ではないが、写真やウェブサイトなどが画面から飛び出すように見える。これは、表面のガラスと液晶の間の空間を最小限に抑えることで、光の乱反射を少なくしたからだという。また、コントラスト向上技術と、輪郭強調技術を組み合わせた最新の「モバイルブラビアエンジン」を搭載し、写真や動画がクッキリ鮮やかに表示される。さらに、超狭額縁技術の採用により、Xperia arcと同じ画面サイズながら、約1mmほどスリムなボディーを実現した。

高感度、低ノイズの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」と、F値2.4の明るいカメラレンズを搭載する。暗い屋内でも明るめの写真を撮影できた。撮影シーンを自動で認識するので、夜景なども撮影ミスがない

独自の文字入力機能「POBox Touch」が最新の4.1へアップデート。新たに50音キーを搭載した。縦横どちらでも利用できる。左から右へ「あかさたな」と並ぶカーナビのような配列で、キー操作の苦手な年配層の取り込みを狙う

標準搭載のケータイと家電を繋ぐアプリ「Twonky」を利用し、PS3などのDLNA対応機器でSO-02C内の映像を楽しめるほか、標準搭載の「BD Remote」すると、ソニー製のBDプレーヤーをSO-02Cでリモコン操作したり、音声で文字入力ができる

着信ランプの位置は、arcは右側面上部だが、SO-02Cは正面右上部へ変更された。本体を上向きに置いた状態でも、メールなどの着信に気付きやすくなった。HDMI端子やmicroUSB端子はそれぞれ上面右と右側面上部に搭載される

GALAXY S II SC-02C
サムスンモバイル

 スーパー有機ELディスプレー「Super AMOLED」が「Super AMOLED +」へと進化を遂げた「GALAXY S II」。個々の画素がRGBを表現できるようになり、前モデル「GALAXY S」よりも色の表現力がグンと豊かになった。特に黒と赤が自然な発色で、微妙な影のトーンも再現できる。

Super AMOLED +は実際に見てみると、その美しさにため息すら出る

動画でも音楽でもサクサク動いてストレスなし!

 CPUはクロック1.2GHzのデュアルコアで、国内のスマホの中でも最速。動画視聴をはじめ、ホーム画面のスクロールといった基本操作も指先に吸い付く感覚で、きわめて快適だ。ワンセグやフロントカメラ搭載で機能的に充実させながら、重量はGALAXY Sと同じ118g。そのうえ、GALAXY Sより1mmも薄くなったのは驚き。手に持つとGALAXY Sより軽く感じる。

バッテリー切れに備えて持っておきたいバッテリーパック

日本人には高級感があるほうが好まれるとのことで、海外版のマットから光沢の背面カバーになった

 バッテリーパック容量は、GALAXY Sより10%多い1650mAhで、これまた国内スマホの中で最大。さらに、別売りで1250mAhバッテリー搭載のジャケットをリリースする予定だが、価格は未定とのこと。ディスプレーはGALAXY Sより0.3インチ大きく、CPUも高速化したためバッテリー消費が気がかりだが、説明員によると、「GALAXY Sと同等のバッテリー駆動時間をキープしている」という。同ジャケットを装着したままで、ほぼすべての操作を行なえるが、別売りの卓上ホルダーにはセットできない。

 海外版と異なり、国内版の背面カバーは光沢タイプとなった。国内では「ピカピカと輝いているほうが高級感があって、ユーザーに好まれる」のだそうだ。ただし、表面に細かい模様が加工してあり、指紋などは目立たないような仕様になっている。ちなみに、ストラップホールも日本版だけにしか存在しない。

 ソフト的には、動画編集用「ビデオメーカー」や画像編集用「フォトエディター」といったオリジナルアプリを標準搭載する。複数の動画をつなぎ合わせ、BGM付き動画を作成し、Wi-Fiまたは3G回線でYouTubeなどへ投稿できるのだ。カメラはフルHD(1920×1080ドット)での動画撮影が可能だが、アプリで編集できる動画サイズは1280×720ドットまでとなる。デュアルコアCPUの恩恵で動画編集時は一切のもたつきはなく、まったくストレスを感じなかった。

 その他の要素としては、新たに傾きセンサーを搭載し、ちょっとユニークな使いかたが可能に。ブラウザーを2本指で押さえたまま本体を手前に傾けると拡大表示し、元に戻すと縮小できる。両手で持って寝モバしたり、つり革をつかんだ状態でもう片方の手でズームしたいときなどに便利。同様に、ホーム画面のアイコンやウィジェットを、別のホーム画面へ一気に移動することも可能。従来のように、隣のホーム画面へ1個ずつドラッグ&ドロップするよりも格段に楽チンである。

新たにワンセグを搭載し、番組録画もできる。卓上ホルダーは別売りで、予価は6000円以下。充電のほか、オーディオ出力や、本体スピーカーの音を反響する機能も。縦横どちらでも使えるので、ワンセグや動画視聴時にあると便利だ

正面左上に新たにフロントカメラを搭載したため、これまで上部左端にあったUSB端子が底面中央へと移動し、端子カバーが廃止になった。フロントカメラは200万画素と高画質で、対応アプリを別途インストールすればビデオチャットができるという。カメラも500万画素から800万画素へと向上し、起動も1秒前後とスピーディーだった

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