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クラウド管理プラットフォームの真打ちが登場!

あらゆるクラウドを統べるライトスケール、日本上陸

2011年05月13日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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さまざまなクラウドサービスを連携させ、統合したコンピューターリソースとして扱えるクラウド管理ツールの真打ちともいえる米ライトスケールがいよいよ日本法人を設立した。アマゾン データサービス ジャパン内の展示ブースで説明を聞いた。

Amazon EC2で使われるマルチクラウドの管理サービス

 「RightScale」はマルチクラウド対応の管理サービスで、クラウドサービスが外部に提供しているAPIを外部からコントロールすることで運用の自動化を行なうもの。米ライトスケールが商用サービスとして提供しており、全世界ですでに約250万台の稼働実績があるという。

アマゾン データサービス ジャパン内の展示スペース

 アマゾンデータサービシズ(AWS)のAmazon EC2とペアで用いられるのが一般的だが、米国のクラウド大手であるラックスペースやマイクロソフトのWindows Azure、オープンソースのクラウド基盤であるEucalyptusのクラウドもすべて単一のGUIで操作でき、マルチクラウドを謳う。管理GUI上からサーバーやネットワーク、データベースの可視化や管理が行なえるほか、高負荷時に他のクラウドにフェイルオーバーしたり、負荷分散することも可能だという。

 RightScaleの最大の特徴は「サーバーテンプレート」という機能だ。これはマシンイメージとスクリプトを組み合わせ、用途に合わせたサーバーの定義をカスタマイズした「いわゆるレシピのようなもの」(説明員)。どれくらいのCPUやメモリ、ディスクなどのスペックはもちろん、OSのバージョン、ミドルウェアの種類、アプリケーション、インストールや設定などのプロビジョニングを事前にスクリプトでテンプレート化しておくことで、ユーザーは必要なサーバーテンプレートを選び、ボタンを押すだけでシステムをクラウド上に展開できるわけだ。ユーザーはサーバーテンプレート自体をRightScriptでさらにカスタマイズすることも可能だ。

 ユニークなのは、ユーザー自身が作成したサーバーテンプレートを、RightScaleのマーケットプレイス上で販売できるという点。さらにRightScaleのリセラープログラムに入ると、このサーバーマーケットプレイスを再販業者が展開できる。

 日本では日立システムなどが以前から営業活動を行なっており、すでにNTTドコモというビッグユーザーがいる。そして、AWSの日本でのデータセンター設立にあわせ、RightScaleを展開する米ライトスケールも3月に日本法人ライトスケール・ジャパンを設立。RightScaleのデモンストレーションを、クラウドコンピューティングEXPO内のアマゾン データサービス ジャパンのブースで行なっている。GUIのデモを用いた説明会なども随時開催しているとのことだ。

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